昨日の講座を受講して、改めて自分の仕事に誇りを持つことができました
自分が確信した道
【所作】の啓蒙活動にもっと精進しようと気持ちを新たにしています
*******************************************************************************
さて、今回は【利他】の精神について
『ありのまま』 と 『わがまま』 と
概略はこちらにも書かせて頂きました。
振り返りを兼ねて、合わせてお読みください
【利他】の精神
【利他】 とは…
端的に言うと 【相手を想い、相手のためにただ尽くすこと】
●おもてなし
●思いやり
●気遣い
このあたりに該当します
決して 自己満足ではいけない、見返りも期待しない、
「相手のために、ただ尽くす」 ここがポイントです
今日のまとめ
常々申し上げていること
~ 小手先の見てくれだけのメッキの輝きではなく、地金で輝く本物の美しさを ~
まさに 【利他】の精神 とはこの ≪地金≫ となる肝心の部分です
まさに 『心』 の部分
【所作】 を伝えるにあたり、これは絶対に外せない最重要用語です
天台宗 総本山延暦寺
建南院住職 叡南覚範
~以下引用~
忘己利他(もうこりた)
読んで字の如く、 「自分を忘れて他人のためにつくすこと」
伝教大師の最澄が、今から約1200年ほど前、『山家学生式』を書きあらわしました。
最澄はその中で、「忘己利他 慈悲之極」と書いています。
「己れを忘れ他を利するは慈悲の極みなり」と読みます。
その前に「好事を他に与え、悪事を己れに向え」とあります。
良いことは人に捧げ、悪いことはみんな自分が引き受け、自分の幸せは忘れ、
人の幸福のために尽くすのが、慈悲の最高のものだというのです。
忘己利他の精神
他を幸せにすることで、自分も幸せになれる。
人間同士がうまくやっていくための秘訣は、相手を尊敬し、相手を第一に考えること。
多くの人は、自分が可愛いいからどうしても自分を第一に考え、自分が得をしよう、
自分が楽をしよう、という気持ちが先に立ちます。
結果、相手を気づかう気持ちは、二の次三の次になります。
でも、自分一人がうれしいというのは、その時点で完結、そこまでです。
それに対し、相手が喜ぶのを見て、こちらがうれしくなるというのは、大人の喜び。
対して、欧米の言葉に「ギブ&テイク」があります。(与えることで見返りを求める。)
これは利他ではありません。
~引用ここまで~
「ありのまま」という言葉が持て囃されるようになりましたが、
残念なことに 「ありのまま」 ⇌ 「わがまま」
を履き違えていらっしゃる方の多いこと
「ありのまま」 …自分の在り方を表現する言葉
責任がついて回ります
「わがまま」 は、無責任 …利己主義、我を通す、自己中心的
人様に無意味な迷惑を掛けます
全く別物であるという自覚が必要です
「ありのまま」と「わがまま」を勘違いした人々がどんどん増えたら…
世の中一体どうなっていくのでしょうか?
やはりそこには 【利他】の精神 がとても重要な役割を果たしてくれることになります
ここまでの記述でご理解いただけたと思いますが
【利他】の精神 = 他己主義
しかしこれでは、自己犠牲感満載ですよね
じゃあどうするか?
それについてはまた次回
【自利利他】 とは? で解説します
~ 次回以降の予告 ~
● 【自利利他】とは?
● 【六波羅蜜】とは?
● 【而今】とは?
● 【所作】に於ける 3つの【業】について ~ を順に記してまいります
*******************************************************************************
今日もお読みいただきありがとうございました
****************************************************************************************************
※このBlogに書いていることは、本来伝えたいことの極一部でしかありません
そのため、「それってどうなの?」「違うよね?」など感じられることもあると思います。
しっかりとご理解頂くには、【所作】個人レッスン等をお受け頂くことをお勧めいたします。
また、ご依頼があればグループレッスン(単発・連続)もお受けいたしますので、
お気軽にお問い合わせください
mail→ ★ ポチッてください
佐藤