イタコは盲目の女性の生きる数少ない道だった | ユウノスケのブログ

NPO起業のユウノスケです。



■おそろく日本最後のイタコ


死者の霊を呼び戻す口寄せ、
神降ろし、占い、
100を超える経文、
五穀断ちや水ごり修行・・・


おそらく「日本最後のイタコ」である
日向けい子さんの記事が新聞に載っていた。



イタコは18世紀後半に初めて文献に登場し、
1900年前後に有名な「恐山」に現れるようになったとされている。



使者の霊を呼び戻すイタコと
死者の魂が集う信仰の山である恐山が
結びついたのは、ある意味必然か。



幾分オカルト的な要素もあるが、
「インチキ神様」として逮捕されたり、
裁判に訴えられたり、
刑罰権をかざして国家の弾圧も受けるなど
イタコは、それだけ社会的影響も強かったようだ。




■障害者の仕事おこし「その人の個性を生かした仕事」を



なぜ、NPO起業・ユウノスケが
イタコの話をするのか。


ただの興味本意ではない。


「かつて、イタコは盲目の女性が生きる数少ない道だった」
と記事には書いてある。



イタコは視覚障害者の女性の数少ない「就職先」だった
というのだ。



記事はその後、
「戦後は教育や福祉が充実し、障害者の選択は広がった」
とあるが、はたしてどうだろうか。



目が見えない女性が自身で生計を立てるというのは
今を思っても、並大抵のことではないことぐらいは
容易に想像できる。


私たちNPO法人あまのはしだて座は
「障害者の仕事おこし」として【天橋立たつの子工房】の取組を
行っていることは、繰り返し書いてきた。



たまたま、聴覚障害者の言語である「手話」をモチーフにした
木工作品を制作しているが、私たちは
聴覚障害者だけを対象にしてはいない。



聴覚障害・視覚障害・肢体障害・知的障害・・・
さまざまな障害がある中で、


対象となるその人個人の
「障害を含めた個性をどのように生かすか」

という視点で、取り組みを進めている。



例えば、片マヒで車イスを利用しておられる方とは
「車イス街角探検」として
役所や公共ホール、公園等の多目的トイレ(身障者用トイレ)を
検証し、情報発信していく取組を行っている。



トイレットペパーホルダーが
便座のかなり後方、手の届かない位置に取り付けられている
公の施設もあったりします。



形だけ用意されていても、本当に使用者の立場で
つくられているのか疑問を持ってしまうものって
他にもいっぱいありますよね。



それらの取組も「障害者ならではの個性を生かした立派な仕事」
だと思っている。



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