第88回グループしつけ教室を開催しました
今日のメンバーは、
今日は、「歯みがき」についてです。
歯みがきが必要な理由は、歯垢・歯石の付着を予防するためですが、
なぜ予防しなきゃいけないのかをお話しようと思います。
まず、犬が食べ物を食べると、食べ物のカスがつきます。
それを、口腔内の細菌がそのカスを分解していく時、歯の周りにヌメリとして付着するもの、それが歯垢です。
その歯垢に、唾液の中のカルシウムが沈着してきて、歯石になります。
歯垢・歯石は口腔な内粘膜の免疫バリアーを破り、歯肉に炎症反応を引き起こし歯肉炎へと移行させます。
歯肉炎が全体に広がり歯周炎へ、
その歯周炎が進んでくると歯肉の腫れや、歯肉からの出血も見られるようになり、歯と歯肉との間にポケットができて化膿が進んできた全体的な状況を、歯周病と表現されます。
その頃には、強い口臭が気になり、しっかり付いてしまった歯石は、獣医さんで、
スケーリングをしてもらわないと対処できなくなってしまいます。
(ただ、ここだけの話、もしかしたらスマイルのスタッフに相談してもうらうといいアイテムがあるかもしれないですよ)
さらに放置しておくと、歯石を住みかとしている細菌は、さらに内部に侵入し、歯肉をも溶かしてしまい、化膿した膿みが出る歯槽膿漏(しそうのうろう)に悪化します。
そうなると、通常片方の顔が腫れ、発熱し痛くってフードも食べれなく無くなります
歯槽膿漏では、腫れた頬(ほほ)の皮膚の色が赤黒くなり盛り上がってきて、すぐにその皮膚に穴があいて、臭い膿汁が出てくることも・・・。
年齢のいった歯石びっしりで口臭のキツイわんちゃんは、歯周病が進んでくると、歯がグラグラになるだけでなく、その歯周病菌が毒素を出したり、菌そのものが体内に入り血液の流れに乗って、肝臓や腎臓や心臓にまで到達し、それぞれの臓器で炎症を起こしたり、菌の巣を作ったりして肝炎・腎炎・心内膜炎などの原因にもなるのです。
長くなりましたが、短く説明すると・・・、
歯みがきをサボると、愛犬の口がものすごく臭くなるし、歯石で汚ないし、
最悪、老後に歯は無くなり、歯石のせいで悪い病気になっちゃうこともありますよ。
ということです。
歯みがきって、以外ととっても大切なんです!!
今は問題ないからいいよ。と思わずに、
大切なわんちゃんの健康な老後と、長生きのために、
子犬のうちから歯みがきの習慣を作ることで、予防してあげることが飼い主の務めだと思います。
成犬になって、歯を触るのを嫌がるけど・・・という方、今からでも遅くないです。
毎日少しづづ馴らしていくことで、いつか歯磨きができるようになります。
次回は、歯みがきの馴らし方をお話します。
グループしつけ教室を12月11日(土)AM10:00から行います。
スマイル大高店の店頭又は電話にて予約を受け付けております。
トレーナーが優しくしつけの仕方をアドバイスさせていただきます
ご予約はどんどん入っております、興味のある方はお早めにご予約ください!!
前回の様子はコチラをご覧ください。↓↓
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今日のブログは、石黒でした