野田市の農村青少年クラブ(通称4Hクラブ)に所属をしている
生産者さんを訪れました。
地産地消を目指して、野田市のスーパー内の地場野菜コーナーや
直売所にて販売しています。
自分達の作った野菜をまずは地元に人に知ってもらいたい!
食べてもらいたい!!
夢は大きく、野田市から関東近郊へ、日本各地へ、
日本の野菜を世界へ届けたい・・・☆
今までは生産者1人1人が売り先に持っていき販売していましたが、
販売量が増えた事により生産量の拡大・環境問題を考え、
一定の場所に集約し、物流担当の方がピックアップし、
店頭へという方法に変化しています
今回は12月16日に行う地場野菜コーナーで多くの方に
生産者の想いを伝えたい!
野田市の野菜を知ってもらいたい!!
野菜の魅力を伝えたい!!という想いを胸に店頭に立ちます
それには、実際に作っている畑へ行かなければ、
生産者さんの気持ちは届けられません。
この急激な寒さで、野菜の成長が1か月程遅れてる・・・
どの生産者さんからもお話がありました。
実際に畑へお邪魔すると、去年の今頃収穫が終わっていた場所が
今年はまだまだ小さく1か月程しないと収穫出来ないのが現状。
ほうれん草畑
生産者は遠藤さん
霜が直接葉に当たらないように、べたがけ資材と呼ばれる白い布のシートを被せたり(べたがけ栽培)、トンネル栽培をしています。
霜が当たってしまうと葉が変色してしまうからです。
トンネル栽培
べたがけ栽培
去年この時期に収穫していた場所でもまだまだ10cmほどにしか成長していなく、
30cm位まで成長しなければ収穫は出来ない。
この急激な寒さは厳しいけど、我慢・・・美味しいと言われる
野菜を届ける為には我慢・我慢・・・
遠藤さんは400年続く畑を代々守っています。
畑を守る事・守り続ける事、農業を仕事とすること“忍”の一言。
ただ、農業という文化を守りたい!美味しい野菜を届けたい。
自分達の野菜を食べ、美味しいと笑顔になってくれる
そんな顔が見たくて、作り続けています
長ネギ畑
生産者は鈴木さん
4年程前から本格始動!
野田一、いやいや日本一、いやいや世界一のネギ生産者を目指しています。
自分が納得したら、即実行☆
出来ないと思ったら、何も始まらない。
やるしかないんだ!!
10m先から長ネギの香り
ピンっと張った葉はまっすぐ伸び、力強さを感じます。
種を植え、収穫するまでに約8か月。
最近の急激な冷え込みにより、霜がおり、葉の部分が軟らかくなり、
次第に茶色く変色してしまいます。
そうなると、商品化出来ない事もあります。
収穫した葱は、泥を落とし、根っこを切り、汚れを落とします。
それぞれ、長さ・太さを1本1本確認し、分けていきます。
そして、私たちの食卓へと届きます
キャベツ畑
真っ先に、このキャベツを食べてほしい!!
今朝、霜が降りてあまーくなってるから・・・
切った瞬間にポタポタ~っと流れ落ちるキャベツの水分
芯の部分もミズミズしく、とにかく甘いっ
トウモロコシのような甘さ!!
霜が降りた部分は少しずつ紫色に変色をしていきます。
味は変わらないけれど、見た目の観点から商品価値が落ちてしまう事も。。
朝から15時くらいまで、ずっと収穫が続きます。
収穫も中腰で一個一個丁寧に刈って箱詰め
寒ーい中、ずーっと同じ体制でやり続ける。
並大抵の精神力だけでは出来ません。
寒玉キャベツの収穫が終わったら、春キャベツへと移っていきます。
白菜畑
82歳のお婆様の後を継いだ、仁上さん
お婆様の姿を見て、農家になる!と決意、今では春菊・白菜の他に
キュウリやナスを作っています。
白菜も例年の7割程度の成長
これから1個1個広がった葉を縛り、形を整えていきます。
春菊畑
仁上ファームでは、二重栽培をしていました。
ハウスの中でトンネル栽培をしています。
毎朝シートを開け、光を入れます。
そして14時くらいには再びシートをかぶせます。
これが毎日続きます・・・
中腰状態で、1本1本成長過程を確認しながら丁寧に摘み取っていきます
摘み取ったばかりの春菊は、香り高く、シャキッシャキッ!
甘くてミズミズしい~
当初予定していたメインとなる野菜に変更が出ましたが、
自然に左右される青果物ならではのこと。
自分達が納得した物を一番美味しい時にお客様に届けたい
野菜ソムリエの役割は農家にとって、これからもっともっと
大きな存在になります!
野菜の魅力を伝えるだけでなく、実際に畑に入り、現地現物確認・
そして生産者さんの想い、野菜の魅力を伝え、
日本の農業活性化に努めてほしい!!
本日伺った皆様の想いを胸に、12月16日店頭に立たせて頂きます。