先日記事にした現代の創造展―飯田市美術博物館にて開催中
の続きです。
飯田市美術博物館の建築について、ウンチクを述べたいと思います
実は、この飯田市美術博物館、知る人ぞ知る、原 広司さん設計なのです。
原 広司さんは、飯田市出身の建築家。
梅田ビルや京都駅の設計で知られる人です。
略歴は次の通り。
1954年 長野県飯田高等学校卒業。
1959年 東京大学工学部建築学科卒業。
1961年 RAS設計同人設立。
1964年 同大学大学院建築学専攻博士課程修了(工学博士)。
1964年 東洋大学助教授。
1969年 東京大学生産技術研究所助教授。
1982年 教授
1997年 定年退官、名誉教授。
現在は世界中の集落調査を基盤に、原広司+アトリエファイ建築研究所での設計活動を展開しているとのこと。
さて、飯田市美術博物館の建築を見てみますと・・・・
遠くから見るとこんな感じ。
複雑な形をした屋根は、飯田を囲む山々を表しているそうです。
中の様子。
無駄にも思えるたくさんの柱は、木が連立している様子を表しているそうです。
森の中みたいに見えて来ませんか?
屋上には2回のプラネタリウム入口すぐ近くのドアを開けて外に出ると、屋上へ行ける階段があります。
冬は凍結のため、閉鎖しています。
原広司さんの特徴でもある集落がたくさん存在しているのがわかります。
飯田市美術博物館に来たら、ぜひ屋上に上がってみて下さい。
建築の面白さが一望できると思いますよ。
さらに飯田市街も一望できます。
隠れた名所かもしれません。
もうすぐ桜の季節です。
ここの安富桜も有名ですので、ぜひご覧下さい。