加速化
本日は第3回復興加速化事業者等連携会議を傍聴。
今回のテーマは「販路の確保」という今の石巻にとって大きな課題です。
販路の確保や新市場の開拓、売り上げ拡大といったものは、相手があって初めて進む話ですので、一朝一夕に進む議論ではありませんが、その中でもそれぞれの思いを口に出すことが重要です。
石巻の商品を売り込みに行くと、必ず数品は高評価を得るものがあるらしいのですが、トン単位で売りたい石巻の事業者側とキロ単位で買いたいバイヤー側で折り合いがつかずに契約に至らないという場面が多いとのこと。
「ロットを変えずに平均的に売りさばくのではなく、ピンとキリを付けてメリハリをつけた商売という観点を組み入れては?」
「石巻の水産業界は消費者に届く最終商品として売るというよりも、事業者を相手に獲れたものを大量に売りさばくという形態が馴染んでいる」
など様々に意見が出されました。
行政が事業者の経済活動支援にどの程度入るべきか、入らざるべきか、大義をどこに置くべきかなど、こういった民間事業者同士の意見交換を判断材料の一つにすることは大切だと思います。一見無秩序に出された意見ですが、どこかの瞬間で結びつき、それぞれの視界が広がっていくことを祈念します。