夫は本当に眠っているような
静かで穏やかな顔。
私は夫の死が受け止められずパニック状態。
名前を何度も呼んでいるうちに
過呼吸になってしまいました。
看護師さんが私の両肩に手を置き
「はい、吸って~吐いて~吐いて~」
声に合わせて深呼吸しているうちに
だいぶ落ち着きました。
でも、気持ちは重く、苦しいまま・・・。
その気持ちをどこにぶつけていいか分からず
看護師さんの手を握りながら号泣。
すると母親のように優しく背中をポンポンと
叩いてくれました。
夫の傍を片時も離れたくはなかったのですが
最後の処置をするとのことで
私はフラフラしながらも待合所へ。
しばらくすると担当医(女医)が現れ
死因を私に伝えました。
心室細動
これが、夫の死因だったそうです。
【心室細動とは、心臓の心室が小刻みにふるえた状態になり、
脳やからだに血液を送り出すことができなくなるため、
数分間続くと死にいたる危険な不整脈のことです。
このような心室細動を伴う心臓突然死を起こす人の多くは、
虚血性心疾患(心筋梗塞など)や
肥大型心筋症といった心臓病を持っています。
日本における突然死は、年間約8万人と推定されています。
およそ半分が心臓病による突然死で、
毎日100人以上の方が亡くなっています。
そして心臓突然死のほとんどは心室細動が原因です。
心室細動を起こすと3~5秒で意識を失い、呼吸が停止します。
心臓マッサージなど心肺蘇生術を施すことによって
除細動器の到着まで救命時間をいくらか
持ちこたえさせることができますが、
心肺蘇生術だけで救命はできません。
発症から1分経過するごとに10%ずつ救命率が低下する
といわれており、少なくとも5分以内、
それもできるだけ早期の除細動が救命にとって大切といえます。
報告によると、救急救命士による心臓突然死の救命率は約3%ですが、
ここまで低いのは、病人が倒れてから連絡まで、
そして救急隊が現場に到着して除細動を行うまでに併せて
10分以上の時間がかかってしまうからです。】
(財団法人 日本心臓財団 ハートニュースより)
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