さて、講習会までまだ日にちがある。

何をするべきか、、、


テキストが届けばテキストを読み進めるのもひとつの手だが

なんせ専門書。

読んですぐ、あーーなるほどね!なーんてスムーズにはいかない。

少なくとも私はそうだった。


色々な学習の仕方があるが

私が強くお勧めするのは


日総研から出版されている

呼吸療法認定士 合格への厳選ポイント実況中継

である。


この本の目次には

呼吸機能とその検査法→→→スパイロ、フローボリウム曲線

ガス交換と酸塩基平衡→→→AaDO2の計算、酸塩基平衡

呼吸不全・呼吸管理技術→→呼吸不全(Ⅰ型、Ⅱ型)


という項目もあり、各々→で示した内容を含んでいる。

これらは頻出!というほどおさえておかなければならないポイントで

尚且つ理解するまではちと時間がかかる。


医療ガスの配管の色は?というのなら丸暗記より他にないが

上記の内容は自分の専門分野でない限り、耳慣れない内容だし

丸暗記ではなく熟考を必要とするからだ。


この本では著者の櫻井 滋先生のセミナーでの講義がそのまま

語り口調で掲載されており

イメージしやすい簡単な肺胞の絵やグラフ、表などで理解を深める

ことができる。

まさに講義さながらである。


まだ完全に理解できなくてもよい。

もちろん全部熟読する必要もない。

先程挙げた内容をはじめとする

頻出ポイントをおおまかに理解して、分からない所を

見つけておくのがこの段階でのやるべきことであると考える。


スパイロって?フローボリウムって?AaDO2って?、、、

とだいたい理解して講習会に参加すれば、白紙の状態で参加するより

断然気分が良い。

気分?

大切です。(笑)


だって講義長いし難しいんだもーん。


あぁ、フローボリウムね、知ってます知ってます。

こっちが呼気でこっちが吸気ね、そりゃーCOPDの患者さんの

曲線はこうなるよねー

あぁAaDO2ね、計算できますよ。ちょっと難しいけど。

でもここが分かんないんだよねー。

はー、予習しといて正解だったわ私。


と微妙に上から目線で涼しい顔ができる瞬間があるのかないのかで

その後の学習モチベーションにも大きな差が出るはず。

講習会で疑問点が解決するなんてことがあればさらにモチベーションが

上がるしね。


そんなわけでオススメです。

わたしは講習会までに全部は読まなかったけれど上記の内容だけは

この本によってある程度理解して出かけました。

あと略語とかその他にも知っておくと講習会が少し分かりやすくなる内容が

盛りだくさんです。


健康な人の気管支が呼気時に完全には閉塞しない理由なんかも図解で

説明されていて知識欲も程良くくすぐってくれます。


興味のある方は是非↓


呼吸療法認定士試験対策合格への厳選ポイント実況中継 増補版/櫻井滋

¥2,800
Amazon.co.jp