『麻雀 BATTLE ROYAL 2007』って麻雀番組をヨウツベにて視聴。
▼麻雀格闘倶楽部チーム
先鋒:二階堂亜樹
次鋒:和泉由希子
副将:滝沢和典
大将:小島武夫
▼モンド21杯チーム
先鋒:古久根英孝
次鋒:土田浩翔
副将:森山茂和
大将:萩原聖人
▼女流モンドさんクイーンカップチーム
先鋒:宮内こずえ
次鋒:二階堂瑠美
副将:平岡理恵
大将:山口まや
▼東京六大学麻雀チーム
先鋒:神足裕司
次鋒:片山まさゆき
副将:金子達仁
大将:風間杜夫
以上、プロ雀士で構成されたチームが2つ、プロ雀士3名と俳優・萩原聖人によるプロアマ混合チームが一つ、麻雀漫画家とスポーツジャーナリストとコラムニストと俳優・風間杜夫によるアマチュアオンリーのチームが一つの4チームによる対戦。
先鋒戦と大将戦が特に見ててシビれる面白い対局でした
‐先鋒戦‐
東家:神足 25000
南家:宮内 25000
西家:古久根 25000
北家:二階堂 25000
▽東一局
チーム戦、テレビ対局、初戦、色々な要素が絡み合う重い空気の中、古久根が最後のツモ番でテンパイに持っていき、一人テンパイで流局。
東家:神足 24000(-1000)
南家:宮内 24000(-1000)
西家:古久根 28000(+3000)
北家:二階堂 24000(-1000)
▽東二局(一本場)
9巡目に二階堂が一四筒のリャンメン待ちで先制リーチ
神足もテンパイ入るが放銃を警戒して、中の対子落としで和了を逃す…。
が、すぐさまリャンメン待ちでテンパイが入り、神足追っ掛けリーチ
宮内もダブ東を鳴いて一四索のリャンメン待ちと仕掛けて行く
三者テンパイの混戦の結末は…
先制リーチの二階堂が追っ掛けリーチの神足に放銃
これが流れにどう影響するのやら…。
二階堂→神足
立直・発・赤2・ドラ3
12000(+1300)
北家:神足 37300(+13300)
南家:宮内 24000
西家:古久根 28000
北家:二階堂 10700(-13300)
▽東三局
9巡目、先ほど跳満を和了った神足が間七索で黙聴。
11巡目、宮内がドラの八索と北のシャボ待ちでリーチ。
14巡目、索子の一通と七八九の三色の両睨み、一通なら二向聴、三色なら一向聴の古久根が宮内の当たり牌である北をツモる
が、きっちり止めて九索切り。さすがプロ
で、16巡目にリーチを掛けていた宮内が七索を掴んでしまい放銃
神足はこれで連続アガリ。赤ドラの集まりも良いし、プロ相手に流れを掴んだか?
宮内→神足
タンヤオ・赤2・ドラ
8000(+1000)
西家:神足 46300(+9000)
北家:宮内 15000(-9000)
東家:古久根 28000
南家:二階堂 10700
▽東四局
5巡目、宮内がタンヤオ・七対子・ドラ2をテンパイ。闇聴。
7巡目、宮内二筒をツモり、七索から二筒に待ちを変える一筒が場に三枚既に出て三筒が二枚自分の手にあるので、この待ち変えで和了への期待感がグッと上昇
9巡目、少し考えた後に待ちを二筒から新たにツモってきた七萬に変える二筒の状況が良かっただけに、この変更には解説席に居る味方もブーイング。
しかし10巡目、この待ちがズバリハマって宮内こずえ七萬ツモり、ツモ和了リーチ掛けて満貫放銃してしまった嫌な展開の直後にこの跳ヅモは流れを手繰り寄せる和了になりそうな予感
宮内 ツモ
ツモ・タンヤオ・七対子・ドラ2
3000・6000
南家:神足 43300(-3000)
西家:宮内 27000(+12000)
北家:古久根 25000(-3000)
東家:二階堂 4700(-6000)
▽南一局
流れを掴んだ宮内が好ツモで8巡目に筒子の清一色を聴牌待ちは一・二・四・七の多面待ち
で、9巡目に古久根が七筒をツモ切って放銃
これで宮内は跳満の二連続和了でトップと4300点差の二位。
流れは完全に宮内。次の南二局・最後の親番で一気に捲って独走モードに突入か
古久根→宮内
チンイツ
12000
東家:神足 43300
南家:宮内 39000(+12000)
西家:古久根 13000(-12000)
北家:二階堂 4700
▽南二局
宮内と二階堂の二人が聴牌で流局。
リーチを掛けるも流局だったが、しっかりテンパイで親番キープ。流れはまだまだ宮内か?
北家:神足 41800(-1500)
東家:宮内 39500(+500)
南家:古久根 11500(-1500)
西家:二階堂 6200(+1500)
▽南二局(一本場)
配牌に恵まれここまでまだ一度も和了っていない古久根が4巡目にリーチ。
8巡目にツモ和了って裏裏乗って満貫に
流れを掴んでいた宮内の親番で雀頭に裏ドラ乗っけて満貫手を和了り親っ被りをさせ、先ほど宮内が出したリー棒1000点も回収。ここまで影を潜めていたプロ雀士が、宮内の流れを喰って遂に反撃か
古久根 ツモ
立直・ツモ・平和・ドラ2
2000・4000(+1300)
北家:神足 39700(-2100)
東家:宮内 35400(-4100)
南家:古久根 20800(+9300)
西家:二階堂 4100(-2100)
▽南三局
13巡目、古久根がテンパイ即リーチやはり先程の裏裏で流れを手繰り寄せたのか
14巡目、現在ラスの二階堂が聴牌って追っ掛けリーチ古久根を喰らって流れと点棒を掴んでラス親に望みを繋ぐのか
15巡目、子の追い掛けもなんのその、高めの四筒ツモって古久根が親の跳満ツモ和了
この2連続でのツモ和了、やはり流れは宮内から古久根に変わった模様
古久根 ツモ
立直・ツモ・タンヤオ・平和・ドラ2
6000オール(+1000)
西家:神足 33700(-6000)
北家:宮内 29400(-6000)
東家:古久根 39800(+19000)
南家:二階堂 -2900(-7000)
▽南三局(一本場)
10巡目。序盤にトップに立ってから少々目立っていなかった神足が、トップを古久根に捲られ再びエンジンに火が点いたのか、聴牌から1巡経ってのリーチで表舞台に再び名乗りを挙げる
そして、奪われた流れを取り戻そうと鳴いて攻めていた宮内が当たり牌の一筒をツモ切って放銃
…しかし、裏ドラ乗らずにリーチのみの安手。古久根の親番を落とすだけの形となった。
宮内→神足
リーチ
1300(+300)
西家:神足 35300(+1600)
北家:宮内 27800(-1600)
東家:古久根 39800
南家:二階堂 -2900
この“リーのみ”で流れ的には再び平らになった感がある中で迎える次局はオーラス。
2位神足と1位古久根の差は僅か4500点。
3位の宮内もトップまで12000差と、赤ドラ・裏ドラ・カンドラ有りのこのルールだったら十分射程圏内。
一人ハコでドカンと沈んでいる二階堂もラス親だけに、なんとか見せ場を作ることが出来るのか
さぁ、ドッキドキのオーラス南四局です
▽南四局
10巡目。先程リーのみで古久根の親を流した神足がチー鳴きで三色確定八索・南のシャンポン待ちで先制攻撃
しかし、トップを捲る為には南で和了るしか無いと万全とは言い難い攻め…。
だが、宮内が南を一枚持っている為、宮内の手が進めば出てくる可能性大
どうなる??
12巡目。親の二階堂が聴牌入り即リーチ
で、直ぐ様に神足が当たり牌の一索を掴んでしまい放銃
裏ドラこそ乗らなかったが一発付いて満貫手に伸びた二階堂。この半荘初和了、相手はこの半荘初放銃の神足。この和了で流れは掴めたのか
神足→二階堂
立直・一発・平和・ドラ
12000
南家:神足 23300(-12000)
西家:宮内 27800
北家:古久根 39800
東家:二階堂 9100(+12000)
▽南四局(一本場)
二人リーチが入るも流局。この半荘初の二本場へ。
南家:神足 23800(+500)
西家:宮内 26300(-1500)
北家:古久根 38300(-1500)
東家:二階堂 9600(+500)
▽南四局(二本場)
5巡目。早い仕上がりで親の二階堂が先制リーチ
15巡目。トップ・2着が降りる中、手を進めてきた神足がテンパイ入り追っ掛けリーチ
17巡目。5巡目のリーチ時点からずっと3枚山に埋もれていた八萬をツモり、二階堂がツモ和了
点数も大分平たくなって面白くなってきたさぁ~勝負は三本場へ…。
二階堂 ツモ
立直・ツモ・赤
2000オール(+3600)
南家:神足 20600(-3200)
西家:宮内 24100(-2200)
北家:古久根 36100(-2200)
東家:二階堂 19200(+9600)
▽南四局(三本場)
四者四様の思惑が渦巻く中、一番最初にテンパったのはやはり親の二階堂。ツモ和了なら逆転トップ。このまま進めば残るツモは後6回。最後に流れを掴んだ彼女がこのままツモ和了るのか
16巡目。
残り1枚になった七筒を見事にツモり、二階堂が満貫ツモ和了逆転トップに
二階堂 ツモ
立直・ツモ・タンヤオ・赤
4000オール(+900)
南家:神足 16300(-4300)
西家:宮内 19800(-4300)
北家:古久根 31800(-4300)
東家:二階堂 32100(+12900)
序盤トップからラスに落ちた神足さん。苦しくも対局前に言っていた「麻雀の対局はバッテリーみたいなもんだから、その上がり下がりを見て欲しい。」と言っていた通りの展開となりました(笑)。
流れの移り変わりが見てとれる感じで全員がそれぞれに見せ場を作り、ラス親で箱下からトップへの捲り上げという劇的展開って、テレビ対局として素晴らし過ぎるよね
スタート東家の神足さんがまずはリードし、次にスタート南家の宮内プロが流れを掴み追い上げ始め、更にはスタート西家の古久根プロが流れを宮内プロから奪ってトップに踊り出、最後にスタート北家の二階堂亜樹プロがラス親で箱下のラスから一気にトップへ捲り上げる…ドラマやん(笑)。
勝負事における“流れ”ってやつが如実に出た、素晴らし過ぎる先鋒戦でした