パチンコ遊戯人口は前年比410万人減少 | 数字で考えるパチスロ理論

数字で考えるパチスロ理論

パチスロを可能な限り理論的に分解して考えていきます。よくある勝てる立ち回りではなく、確率や噂などを理論的に検証していきます。打ち手の希望的推測ではなく店側の立場から逆算して考えていきます。

パチンコの市場規模は約19兆で前年比で減少。
遊戯人口は1260万人で前年比-410万人という大幅な減少になったようです。

ここからニュース原文

公益財団法人日本生産性本部が「レジャー白書2012」を発表、10月29日に都内で記者発表を行った。

 余暇市場全体の規模は64兆9000億円で前年比4.5%の減少。

 パチンコ業界関連の指標では市場規模が前年比2.5%減少の18兆8960億円。また、1年間の間に1回でもパチンコで遊技した人をカウントする参加人口は1260万人で、前年に比べ410万人と大幅に減少した。

 これは近年でも最低の数値となっており、下落傾向から踊り場的な推移を見せていたここ数年から、さらに落ち込むという危機的な状況にあると言えそうだ。参加希望率(現在そのレジャーに参加しているか否かを問わず今後参加したい人数を示す指標)も7.7%と現参加率を下回っており、将来に向けてはより強い危機感を持つ必要がある。

 なお、年間の活動回数は27.8回と前年より増加、一方でひとりあたりの年間平均費用は9万3700円で前年より減少している

ニュース原文ここまで


遊戯人口の減少は由々しき問題です。ネットでは早速、この状況が3年続くとパチンコ遊戯人口がいなくなる!なんてお馬鹿丸出しのコメントも寄せられていますが、410万人の減少というのは自然減少というには無理がある異常値であり、原因があります。

調べ上げたわけではないですが、主たる要因は間違いなく震災の影響でしょう。
まず、ソースとなっているレジャー白書2012は2011年の指数です。
震災の影響で日本全体が自粛ムードになったための減少だと思います。娯楽産業全体の落ち込み(-4.5%)よりも大幅に落ち込んでいるのは、これに加えて電力不足問題で石原都知事がパチンコを批判し、それに釣られて自粛したユーザがいただけの事でしょう。さらに実際に関東では順番に操業するような状況が続いていました。

パチンコ産業の売上は2009年21兆→2010年19.3兆→2011年19兆ですので、着実に減少していますが、私は震災の影響を加味すると2011年は下げ止まって横ばい~若干増になったのではないかと思っています。

パチンコを擁護するために必死に記事を書いている訳じゃないですよ。情報は正確に拾いましょうと言いたいのです。私が言いたいのは「レジャー白書2012を震災の影響なしで見る事はナンセンスですよ。」という1点です。

何かしら数字がでると、それを誤って捉える人が多く居ます。以前少し触れましたが、私は韓国という国をどの国よりも嫌悪しています。この韓国のニュースを取ってみても韓国国内の一部銀行が破綻したり、国民負債が少し増加したというニュースを元に「韓国が破綻wwwww」と大騒ぎする馬鹿が多くいますね。事実なら私も喜びますが、殆どは国民資産と外貨準備金の差も判っていないような輩です。

日本の年金の仕組みも然り。馬鹿の一つ覚えで「年金は破綻している」と皆いいます。でも年金制度をキチンと理解している人間なんて国民の10%もいないでしょう。

今回私は、わざとこのタイトル「パチンコ遊戯人口は前年比410万人減少」を書きました。このタイトルを元に当サイトを訪れた方もいるでしょう、スポーツ新聞のように「パチンコ遊戯人口3年後には0か?」と書けば更にアクセスが増えたかもしれません。これらは紛れも無い事実。でもこれは一時的で例外的な事として捉える必要があります。

被災した福島、宮城、岩手を取ってみると2011年は全産業で30%ではきかないほどダウンした事でしょう。(福島に限っては放射能の風評被害があるので一概には言えませんが)これら3県は、これからも例年30%ずつ減少するでしょうか?

近年テレビは偏向報道と嘘ばかりで低迷していますが、ネットは更に危険です。ブログ、SNS、ツイッター等の普及によりソースが当てにならないとか、そもそも記事を理解していない人間が総括している場合が多々あります。情報は自身で洗い出す時代なんです。

2012年11月14日 誤字修正