人の気の緩みはオーバーシュートにつながる | まぁるい抱っこ/プチプラ防災  辻直美 オフィシャルブログ 【 辻直美のえ〜加減がいい加減】

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国際災害レスキューナース
「プチプラ防災」
「まぁるい抱っこ」
「アルマスリング」
一般社団法人育母塾 代表理事の
辻直美のブログです。

ロックダウンの可能性が

かなり高まってる


首都が止まれば

流通が止まる


なので

日本全体の問題だと捉えて欲しい


自粛で疲れたのはわかる

しかし

今の状態を維持することが

オーバーシュート、ロックダウンの回避に繋がる






本日、

オリンピックの延期が1年程度先と決まった


私はそれでいいと思う



だが、気が緩まないだろうか?

新型コロナウィルスに対する気の緩みを感じる


K-1開催

これは絶対ありえん


やった事は

2週間後に結果が出る


全国から

これを見にやってくる人が

いただろう


そして

感染しても自覚はない

そのまま

それぞれ地元に帰っていく

そして無症状のまま生活をする


日本は

クラスターを潰すことで

そこそこの成果を上げてきた


(私は

感染者の数よりも

死亡者が

何人いるのかを重要視している


気の緩みは

クラスターを作る原因となる


東京は感染経路がわからない人が

10%以上いる




聖火リレー


3/24.223分、

聖火リレー中止が発表された

正直ほんとにそれで良かったと思う


オリンピックが延期と言うきっかけがなければ

聖火リレーはやめる理由がないから。


学校も、ちらほらと始まっている


こんな嬉しいニュースを聞くと

なんとなく

自分の近しいところに

感染者がいないと

もう、大丈夫なんじゃないかなぁと

勝手に判断してしまいがち


これが危ない


学校が再開に至るためには

いろいろな角度から

判断して決断している


それが

近所の学校であったとしても

今の緊張感を持っているから

感染者が出ていないのであって、、


これからもずっとその緊張感

その行動は続けていかないと

維持はできない


この閉塞感から抜け出したくて

うれしいニュースに

乗っからないようにして欲しい



私は仕事柄、

最悪のシナリオを考える。


オリンピック延期が決まった途端、

事態は大きく変わるだろう



ある程度の緊張感が緩む


そして

この状態に慣れてきて

この閉塞感もうギリギリだ


だからこそ

一気に

新型コロナウィルスに対する

個人個人の意識が緩む気がする


そして

その2週間後に



小池知事が

昨日の夜言っていた

「ロックダウンの可能性」を

なんとしても阻止したい



これは「ない」ではなく「あり得る」

ロックダウンに対して

準備するしかない


何をしたらいいの?ではなく

粛々と日用品と食べ物と飲み水を

確保する


何でもかんでも買い込むのではない


1つのもので3つの使い方ができるように、、

知恵を絞って

使いこなすことだと思う




そんなたくさん無理ー

それだけおける家って広いんですね

うちには置く場所ない


いやいや、そうじゃない


広くなくたって

無理と思ったって

備蓄はやらなきゃ助かりません


そして

家に出られないことに対する閉塞感をどうやって対応するのか

これもいろいろ備えておく必要がある


すべては生き延びるために。

そして全て自分と自分の家族のために。


誰もあなたにマスクを譲ってくれないよね?


災害ってそういうこと


1つでも多く

自分のために手に入れたいと思う

人に譲ろうなんて思わない


だから

マスク、消毒液を

トイレットペーパーを買い占める




あなたは

それぐらい

追い詰められたこと、ある?



そして

今、あなたが

手にしているマスクを

隣の人に

1つ譲ってあげることできる?


私は

そういう現場を

たくさん見てきたからこそ

相当シビアなことを言う


皆さんが

準備していることに対しても

「まだまだだな」と言う


嫌なやつだよね



責められていると思う人もいる

上から目線だと言う人もいる


それなりにやってるのに

そんな言い方ひどい


そう言われる時もある



そう思うならそれでもいい


それだけでは

助からなかった人たちを

すごい数見てきたから

「足らない」と思うのは

本音だから。


災害に対しては

「ここまでやったから大丈夫」と思うことが1番危ないのを私は知っている


だから終わりは無い

そして

不安は絶対消えない


でも

不安を減らすことができる


それはものを買うことじゃない


そのものどう使うのか?

使った体験をどれだけしてきたか?

そしてそこから得た事は何なのか?




これを何度も何度も

繰り返すことでしか

不安は消えない


そのために

災害に関わる仕事をする人は

ひたすら訓練をしている


いのちのために

生活のために

訓練することは

自分でやるしかない


これを読んで

考えること

自分の立っている位置を知ること

そこからがスタートだと思う