不許可写真―毎日新聞秘蔵 (1)

 

 筆者もネット右翼の端くれであるから、毎日新聞は嫌いだ。
 嫌いと言うよりもほとんど読まない。薄くて読むところあまりないからだ。
 チラシの枚数も少ない。
 というかチラシを入れても反響がない。
 中途半端に反日で、ネタ元としてもイマイチである。
 
 朝日新聞の記者が「誤報」やら「捏造」やら「社内暴力事件」などのネタを定期的に提供してくれるのにくらべれば、明らかにサービス精神が薄いということはできるであろう


 反日でかつ「スカスカ」というのが毎日新聞の一般的な評価であると思われるわけだが、そんな中で一つのコラムが話題になっていた。


---------------------------以下2ちゃんねる関連スレ--------------------------
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1137810796/

【中国脅威論】脅威ははっきり脅威と主張し、丁々発止と渡り合わなければ、日中のキズナは太くならない。-毎日新聞コラム-[01/18]
1 :言葉は葉っぱφ ★ :2006/01/21(土) 11:33:16 ID:???

サンデー時評:中国の「脅威」を感じないのがヘンだ
(前略)
◇丁々発止と渡り合わねばキズナは太くならない


 たとえば『朝日新聞』の社説(十二月十一日付)は、前原発言を批判して、〈外交センスを疑う〉と題をつけ、 〈小泉政権でさえ、無用の摩擦を避けようと、首相が「中国脅威論はとらない」と言い、麻生外相が「中国の台頭を歓迎したい」と語るのとは大違いだ。 中国に対して弱腰と取られたくないのだろう。だが、肝心なのは威勢良さではない。首相の靖国神社参拝でずたずたになってしまったアジア外交を、民主党ならこうしてみせるという、外交政策の対立軸を示すことである〉としている。しかし、この観念論には到底ついていけない。『朝日』は現実的脅威があるとみているのかどうかが、まずわからない。


 現実的脅威があるとして、前原のように「ある」と率直に主張するのと、小泉純一郎首相のように「脅威論はとらない」とかわすのと、どちらの外交センス(というより姿勢)が、国益を守るうえで正当なのか。『朝日』は小泉側に立っているような筆法だが、私は違うと思う。


 靖国参拝と軍拡脅威論を同次元に置くべきではない。靖国問題は当然、政治的工夫が必要で、首相の決断の問題だ。現実的脅威を批判するのは威勢のよさでも何でもなく、現実直視である。外交には押したり引いたりの駆け引きも大切だが、まず本音をぶつけ合う気迫がないと、相手になめられる。


 東シナ海のガス田開発も、中国側の国際ルールを無視した高圧的なやり方のうらには、軍事力がちらつく。現実的脅威の裏づけにほかならない。

 軍拡のレベルについて、民主党首脳の一人は、「現実的でなく、潜在的脅威と言えばよかったんだ」 と漏らし、専門家の間には、「いまの段階では〈脅威〉ではなく、〈懸念〉と言うべきだろう」といった指摘もある。しかし、いずれも超大国・中国への気後れがうかがえて、釈然としない。


 麻生太郎外相もその後、中国の軍拡について軌道修正し、「隣国で十億の民、原爆を持ち、軍事費が連続十七年二ケタ伸び、その内容も極めて不透明ということに関しては、かなり脅威になりつつある」(十二月二十二日の記者会見)と現実的脅威を認めた。これに中国側が扇動だと反発し、自民党の山崎拓前副総裁は、前原発言も含めて、「言葉づかいを間違っている。〈脅威〉と言うと、わが国への侵略の意図があると言っていることになり、一層の緊張が生まれる。ナショナリズムの方向に国民を誘導するのは許されない」 と異を唱えた。


 だが、脅威と侵略意図の間には大きな隔たりがあるのではなかろうか。軍拡の狙いがはっきりしないときに、言葉の過剰反応をすると、日中間の不信が逆に深まるのを恐れる。脅威でないのなら、それを説明するのは中国側であって、日本がへつらうことはないのだ。


 日本の嫌中ナショナリズムに政治家が媚びたり煽るのは厳に慎まなければならない。小泉さんが靖国参拝に固執する態度には、いくらかその懸念を感じる。


 しかし、中国の軍拡による脅威を嫌うナショナリズムは正常で、当然だ。嫌中、反日にならないような手立ては、お互い懸命に講じなければならないが、そのためにも、脅威ははっきり脅威と主張し、丁々発止と渡り合わなければ、日中のキズナは太くならない。

ソース:毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/iwami/sunday/news/20060118org00m010117000c.html
関連スレ
【民主党・外交】[前原米中訪問]「責任政党としての自覚を示した」-読売社説-[12/14]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1134613483/
【外交】前原発言 外交センスを疑う -朝日新聞社説-[12/11]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1134255795/
【世論調査】中国を「信頼できる」、自民支持層13%、民主支持層11% -日本経済新聞- [12/18]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1135830862/
【日中・民主党】「朝日社説氏は中国に甘いだけで、いっていることは 矛盾だらけ」と左派にも愛想をつかされても仕方がない。[12/17]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1134875200/



3 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 11:35:47 ID:sJF/8FTi
毎日の中の人はまともと電波の対決でたいへんだな


4 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 11:36:47 ID:13bzrIbQ
なにこのまともな記事は


5 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 11:37:04 ID:nRFu+q5d
うん、珍しく毎日がいいこと言った
( ゚д゚)
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚)
 
(つд⊂)ゴシゴシ

( ゚д゚ ) 毎日だと!!


6 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2006/01/21(土) 11:37:12 ID:VDOv0IoS
現実的記事だ。


7 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2006/01/21(土) 11:37:40 ID:Blf9RljV
毎日は定期的にぶれるから想定内


13:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 11:41:47 ID:UyOrVsy5
右も左もいるけど左の電波が強いので総合的には電波なのが毎日


20 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 11:46:57 ID:PXxGPERJ
ジグザグ新聞


36 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2006/01/21(土) 11:52:50 ID:1J3v8t+5
思い出したかのようにまともなことを言う毎日
年に一度くらいある。だから雪降った


50 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 12:00:35 ID:S9F0IB+1
この記事はむしろ産経や正論以上に説得力があると思う。


55 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 12:05:33 ID:b6xzgta/
書いてるの岩見さんだよ。
岩見は基本的に保守的な人
小泉批判を時々するのは古い感性がついていけない、という感じであって、
イデオロギー的に批判してるわけじゃない。


56 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 12:07:07 ID:e02gokLc
>>55
岩見は、55年体制的な保守派だからな。
中曽根や平沼なんかへの評価が高い。
反対に、新自由主義的な保守派は大嫌いだ。
小泉、竹中なんかへの批判はすさまじい。


64 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 12:12:08 ID:lv+iUBCS
さすが産経GJ
朝日、毎日は氏ねよ。


91 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 12:25:32 ID:xJsE/qVs
毎日って時々まともなこと言うからわかんねぇな。
電波記事も多いがこういう記事も書けるって事は
少なくとも朝日よりは言論機関として評価できる。
まぁ朝日は言論機関じゃなくて特亜のチラシだけどな。


92 :<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 12:28:36 ID:e02gokLc
>>91
毎日新聞は、署名記事にして、
記者がそれぞれ好き勝手なことを垂れ流している。
もう何でもありだよ。署名さえすれば。


112:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん :2006/01/21(土) 12:55:41 ID:uRDkrjQt
(;@∀@)<裏切ったな!?


-----------ここまで「2ちゃんねる」より------------------


 さすがのネラー(2ちゃんねる愛好家)たちも戸惑いを隠せない。

 東京に雪を降らすだけの力はある。
 ネット右翼歴6年の筆者も、毎日新聞の「誤爆」ではないかと疑ったくらいである。
 論調は実にすばらしい。いやマジで。
 全文は引用していないので、興味がある方は各自毎日のサイトを覗いてもらいたい。



▼言葉の定義

>さて、言葉の問題である。〈脅威〉というのは、脅迫と威圧が重なった単語で、要するに脅かされる状態のことだ。中国のただならない軍拡路線に日本人が平気でおれるはずはなく、脅かされた気分で、薄気味悪く見守っている。(コラムより引用)


 2ちゃんねるからの引用部分では省略されている部分ではあるが、まず「脅威」とは何か、という点から丁寧に論じている。これがなかなかできない。とくにウソをつこうとする書き手ほど言葉の定義を曖昧にする傾向が強いからだ。重要な論点である「脅威」という用語をきちんと説明したのは立派だ。




▼朝日新聞の社説を斬る
>『朝日』は現実的脅威があるとみているのかどうかが、まずわからない。(コラムより)


 なるほど、そこだったのか。
 朝日新聞では、脅威という言葉をうやむやにすることによって、現実的脅威が存在するのかどうかをうやむやにした。正確に言えば、うやむやでよくわからないから「脅威はない」という前提で社説を書いていたわけだ。朝日新聞に感じた違和感はそこにあったのだ。



 

▼外交方針の比較
現実的脅威があるとして、前原のように「ある」と率直に主張するのと、小泉純一郎首相のように「脅威論はとらない」とかわすのと、どちらの外交センス(というより姿勢)が、国益を守るうえで正当なのか。『朝日』は小泉側に立っているような筆法だが、私は違うと思う。

(1)「脅威をある」とする前原民主党代表
(2)「(脅威はあるけれども)脅威とはとらない」とする小泉首相
 との比較である。

 なるほど。
 このように比較すれば分かり易い。


 なにが分かり易いのかと言えば「とらない」という言葉の意味だ。
 脅威があるけれど「そうはとらない」という意味と、「脅威は存在しない」ではニュアンスが異なる。恐らく朝日新聞は後者の解釈を採用したのだろうと思う。




▼問題の「解決法」
>だが、脅威と侵略意図の間には大きな隔たりがあるのではなかろうか。軍拡の狙いがはっきりしないときに、言葉の過剰反応をすると、日中間の不信が逆に深まるのを恐れる。脅威でないのなら、それを説明するのは中国側であって、日本がへつらうことはないのだ。


 「脅威」と「侵略」の距離を説明し、「脅威」ではないことを説明するのは「中国」の責任であるとする。確かにそうだろう。日本の政治家が中国の代弁をしているのは非常に滑稽であると言う以外にない。 


 以上のように非常に参考になるコラムであった。

 筆者が付け加えるならばこんなところか。
(1)「脅威」とは感じる側の問題であって、
(2)脅威ではないとする中国の説明に納得するかどうかは日本国の世論の問題である。
(3)日本は「民主国家」であるから、一部の政治家が中国の言い分を認めたとしたとしても、それは日本国の世論とはならない。
(4)中国は日本国民に対して誠実にうったえるべきであろう。

 まぁ、日本に対して言論統制を要求してくる国家には無理な話だろうが。


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