J PRO TOUR 伊吹山 その3(レース7km) | Team Green Road ヤマトのブログ(乗鞍への道)
レースの号砲が鳴りました。
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後ろの小さい人達は、E1の選手なので、いかに後方スタートかが分かります!
私の後ろに数名しかいないじゃないかぁ~!!
1時間10分も待ったのに…(T_T)

この写真は、VC福岡の佐藤監督の奥様撮影で、前と後ろの選手を撮ったものでしょう!!
この前の端整な顔立ちが桐Pです!(≧∇≦)(笑)


前方は、多数の選手で塞がれ前に上がれない。
仕方無しに、集団内で収まることに。
少し道が広くなった時に、グッと踏んで少しでも前へ上がる。

やっと前の方に上がると、すでに前方はドンパチしている。
誰かが仕掛けては、吸収し、仕掛けては吸収。
苦手な上げ下げが繰り返さる。

ちゃんと分からないが、赤・緑・黒のウエアの人達がドンパチしている。
ブリッツェン・マトリックス・ウキョウでしょう。
「もっと前に行きたい。。。」「でも、なかなか上がれない。」
そんな感じでした。


4kmぐらいでしょうか?
振り返って人数を確認してみると30名強の先頭集団でしたが、私のポジションの周りの選手はゼロゼロ言っている人達が多数。
もちろん、私もゼロゼロ言っていて、心拍も160を超えているので「これ以上ガンガン上がるときつくなるだろうなぁ~」って感じのレベルでした。
この人達は千切れていくのだと確信したので、平坦区間での中切れが嫌なので、前の方に上がれるようにチョイチョイ抜いていく。
同じWALK RIDEの米谷君は元気そう。
そして、ベルマーレの才田選手も元気そう。

レースとは関係ないですが、私は、ほとんどの選手を知りません。
(自転車好きですが、プロチーム選手のことを調べたり興味を持って見たことがなかったので、名前を聞いたことがあるぐらいのレベルの知識です)
才田選手はサンボルトの宣伝で見たことがあるのと、米谷君の練習仲間!?みたいな感じでFBで見たから、知っていたのです。


5kmぐらいでしょうか?
ガツン!!!って感じで、一人が飛び出した。
すると、集団がだいぶ崩壊して、5名ぐらいの逃げ~4名ぐらいの追走~15名前後の集団(もう少し少ないかな!?)になりました。

ちょいと中切れが起こり、取り残される感じになりましたが、あまり気にならなかったです。
このぐらいだったかな?
取り残された集団から才田選手が右からスーッと上がって行った。

ここまでの感じでも、上げ下げあるものの、結局追いつくので「グイッ!」と上げて着いていくのを止めました。
この中切れを嫌って、龍太郎君がブリッジしたり、桐Pが私を追い抜いて行ったりしましたが、気にしない。
まだ、レースの半分も終わっていないし、十分捕まえられる距離ぐらいしか前との差はないので、イーブンで踏む。

案の定、ちょいとしたら追いついて・・・といった感じでした。
先頭集団25名ぐらいでしょうか…

そして、またペースが上がると、さらにバラバラ集団がバラける感じになり、きつくなった選手がこぼれてくる。
龍太郎君や桐Pをパスして、イーブンで前に上がっていく。

私は、ドンパチ対応能力が異常に低いことが分かっているので、集団がバラけた後で「そこからどれだけ出力を維持できるか?」が勝負だと思い、ハンドルをグッと握り締め、踏んで行く。

すると・・・

“プシュー!!!!!”って、明らかに空気が漏れる音がする。
私の前輪であることは、すぐに理解した。

確か、何かのDVDで見た、手を挙げて「トラブルだよ~」って合図をして、端に寄って行くシーン。

手を挙げて、左に寄っていく。
すぐに前輪はグニャグニャに・・・

するとバイクが来たので「スペアないですか??」と聞く。
「パンク?スペアはないよ!」と。
自転車を降りて、少し歩きながら進む。

アホだから、プロツアーだからバイクの後ろにホイールをいっぱい積んでいると思っていた!!(笑)

次のバイクにも、ホイールは積んでない。
その次のバイクにも、ホイールは積んでない。

歩きながら、私のイメージしたレースが終わったことに気づきました。

そして・・・
「スペアはないんだ・・・」と“ぼそり”とつぶやいたのを今でもはっきり覚えています。

止まることをせず、少しでもゴールに近づきたくて、トボトボ何も考えることが出来ず、歩いたと思います。。。。

何分ぐらい歩いたのでしょうか?

佐藤さんが追い付いてきて「うわぁ~!!マジかぁ~!!」って叫んでおられました。
私が叫びたい気持ちでしたが、そんな声すら出ず、トボトボ何となく坂を上りながら歩きました。


「その4」レース編8㎞に続く。(また、明日に記載します。)