レンタルできるまで
長い道のりだった……(笑)
実写&アニメーションのmixはあまり好みではありませんが
何といっても「料理」が素晴らしい!
あと、余貴美子もステキ!
前半から中盤まで、ストーリー、展開と、惰性で進み
う~ん、オチ無くして、キセキが続いて終わりかと思いきや……
最後の下りで、思わずホロリ
私としたことが、ホロリです、ホロリ(笑)
娘が大好きで心配していても、なかなか上手に向き合えない不器用な母親(余貴美子)
はたまた、初恋を貫き実らせた可愛い母親(余貴美子)
相手役が三浦友和というところも面白い←まるで「♪これでいいのだ~」のCMみたい(*^_^*)
この母親が余命いくばくも無いとわかったそのあと……
大切に可愛がって育てていたペットのエルメス(豚)を食べることにするのですが
実は、私はこの辺りの下りの深さがわからず仕舞い(;^_^A
作品にケチを付ける気など毛頭ないのだけれど
最後の最後も、見守ってくれた白い鳩が目の前に落ちてきてそれを食べる倫子(柴咲コウ)
とにかく、「いのち」を頂くことがテーマの一つなのはわかった!
また、生きる本能である「食べる」ということを通して、人が何かを感じて(受け取って)変わるというのもわかった!
要は、生きることは「食べること」
でも、どういうんだか…
「カモメ食堂」や「メガネ」のような世界観とは全く違い
どちらかと言うと、観終わってみると
「西の魔女が死んだ」とか「ティム・バートン」の世界観に近いのかもしれない。
好みだから仕方ないけど、そんなようなことを思いながら
未亡人(江波杏子)の食事シーンに圧倒されてしまいました(*^_^*)←流石です
とても、本能的でエロティシズムがあって、且つ美しい…
観てる側が何となく気恥ずかしいような感覚。
伊丹十三監督の『タンポポ』の役所広司のシーンを彷彿させるというか…
全体に広がってるのかまとまってるのか微妙な印象だったけど
丁寧に丁寧に作られていく食べ物や料理人(倫子)の仕事ぶりには釘付け
丁寧に作る、(いのちを)頂く……
どちらも大切なことですものね
今日は、手を合わせて丁寧に心を込めて「いただきます」を言いたい気分になりました(*^_^*)