2学期期末テストまで1ヶ月をきった。
塾では、定期テスト勉強は最低1ヶ月前から始めること!と塾生には
繰り返し伝えている。最近は多くの生徒に意識向上がみられて、しっか
りと準備をする生徒が増えてきた。
さて、話は変わるが、タイトルの「英語・数学の注意点」とは何なのか?
ご存知の方も多いと思うが、英語・数学は【積み重ね教科】とも呼ばれる
教科である。これは新しい単元を学習するときに、前の単元ができていな
いと理解することが難しいことを意味している。
例えば、現在多くの中学校では中学2年生の数学は『1次関数』という
単元を学習している。この単元の中に〝交点座標を求める〟という
問題があるのだが、これを解くためには中1からの知識が必要なのだ。
交点座標を求めるためためには、①座標の理解(中1)②代入の計算(中1)
③方程式の計算(中1)④グラフの仕組み(中1,2)⑤連立方程式の計算(中2)
⑥1次関数の式を求めること(中2)の内容が求められる。
しかし、たまにあることなのだが、中学1年生からの数学が壊滅的になり
学校の授業も意味不明なまま時を経過させて、中2の終わりごろに入塾し
てくる生徒がいるが、その生徒が『塾の授業が何をやっているかわからない・・・』
と言う。・・・・それはそうである。2年間分からないまま、理解できないまま放置
した内容を、わずか1ヶ月、2ヶ月で取り戻せるのか?
上記しているが、数学だけではなく、英語も『今までのの単元が理解できている』
ことを前提として、次の単元はできるようになっている。
英語や数学は、「分からなくなってから、理解できなくなってから、テストで
点数が取れなくなってきてから塾に入る」という考えは通用しない教科なのだ。
ぜひ『転ばぬ先の杖』の考えで学習を進めてほしい。