発熱のため救急に | 突然肺ガン(扁平上皮ガンステージⅣ)になったパパと明るく支えるママを、頼りなく支える娘のブログ

発熱のため救急に


熱が上がったり下がったりしていたが、夕方から38.8度に。

心配なので、救急に行く。
血圧も、上が98、下68と低い。

血液検査、レントゲン、インフル検査、検尿をし、結果が出るまで、今、ベッドで眠っている。

当直の先生は、
「熱がだらだらと続き、声がしゃがれている。それは、ガンによるもので、つまり、再発の可能性だよね」
と言った。

主治医が父を想って曖昧にしている点を、率直に伝えてきた。
こういう医者もいるんだな。
悪気は全く無いのだが、主治医は慎重にしているのに、この人は…とあきれた。

私はわかっていたが、父はまだ、来週のCTの結果までは、まだ希望を持っていたのだ。

だが、父はあまりそこに反応しなかった。



これが現実なのだな。

シスプラチンで縮小して、副作用も想像よりはマシだった。

4コース、5コース位は落ち着き、最後のコースはほとんどが変わりなかった。

ひとまず治療はお休みして、やっと皮膚の色素沈着も抜けてきて、ご飯も食べられるようになってきて、3月末には家族みんなで集まって過ごす予定だ。

なのに、また治療を始めなければならないのか。
転移はどこへなのか。
脳か。骨か。肝臓か。胃か。

主治医は、このまえ二人で話したときに、「肺はやはり脳に飛びやすいから」と言っていた。
主治医は、薄々感じているのだろうか。

怖い。

父は、私は、いつまで耐えられるのか。

今日は母が留守番すると言うので置いてきた。

甘えているようで情けないが、やはり、一緒に来てもらわなければ私は辛い。

いつも3人一緒だ。
3人で力を合わせないと、この不安な時間を乗りきることができなくなってしまった。

まだ今日明日にどうにかなってしまうわけではない。

でも、なんとなく、私がイメージしているような良い方向には、向かっていないような気がして。

転移しながらも頑張ってる患者さんもたくさんいて、そんな姿を見て、父もと思っているが、父はなんだか、あっけなく逝ってしまうのではないかと、結果待ちの時間、簡易ベッドで眠る父を見ていると、そんなことがつい頭をよぎる。