5月23日の朝日新聞の記事に「南三陸町の志津川中学校にチリ共和国賞を授与」との記事があって、感激した。



南三陸町の志津川中学校は旧志津川町にあったが、1960年の昭和チリ地震津波で41人が亡くなった教訓を忘れまいと、海外で地震や津波が起こるたびに、生徒たちが募金活動を行って被災地に贈っていたそうだ。



そうした縁で、チリとの交流が始まり、1991年にはチリ国からイースター島にある本物と同じ石で作られた「モアイ像」が町に贈られ、防災と友好のシンボルとして海辺の公園に立っていた。

そしたら、この津波である。



志津川中では167人の生徒が家を失い11人が親を亡くし、「モアイ像」も上部が流されてしまったそうだ。

震災後、チリのパトリシオ・トーレス駐日大使が志津川中を訪れ、菅原貞芳校長に対し、「来年3月に再訪し、生徒たちにチリ共和国賞を授与したい」と持ちかけたという。

 

感激する話ではないか。

来年の3月といわずもっと早く元気づけてあげてほしい。



そのうえ、初めて知ったことだが「モアイ像」の『モ』は未来、『アイ』は生存を意味するそうで、モアイとは、未来に生きると言う意味になろうか。



余計に今回の美談に感激する。

これも「モアイ像」も早く復旧してあげて欲しい。