前田智徳・復活の打点も… | 交心空間

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◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇

 広島カープの前田智徳が2008年10月6日の横浜戦以来の公式戦に帰ってきた。


 今季の開幕戦、中日ドラゴンズと1勝1敗後の第3戦、6対6の同点でむか
えた9回表、ノーアウト満塁のチャンスに2番梵の代打として前田智徳がチー
ムの、ファンの期待を一身に背負って打席に立った。そして岩瀬投手の3球目
をセンターへ打ち返し、犠牲フライながら貴重な勝ち越し点をあげた。
 しかしながら……。前田智徳の復活に沸いた喜びもつかの間、その裏のマウ
ンドにあがったストッパーの永川投手がブランコに同点打を打たれ、意気消沈。
さらに延長10回裏にはセサルにサヨナラヒットを打たれ……ア~ァ……。


 ──孤高の天才といわれる前田智徳のこと。チームの敗戦とは別に、あの場
面、犠牲フライで満足しただろうか……。気になる。


 結局開幕カードを負け越したカープ。勝てるチャンスを逃しているようでは、
今年も解説者の下馬評どおり(5位、6位)なのか……。
 野村謙二郎監督のいうように、優勝を目指すんじゃろ。シャキッとせい、シ
ャキッと!