坂東10番 正法寺(埼玉県東松山市) | うさみーの御朱印御首題✿歴史散歩

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全国各地、といっても関西圏が多いですが、を旅してお寺や神社で御朱印や御首題を頂いた記録です。
コロナもようやく落ち着いたのであちこち出没再開しています。記事はのんびり不定期に書いております。

 

 
巌殿山正法寺
しょうぼうじ
■真言宗智山派
■御本尊:千手観音
■埼玉県東松山市岩殿1229
■札所:坂東三十三ヵ所第10番
■別称:岩殿観音
 
718年に、沙門逸海が千手観音像を彫り祀ったのが起源とされています。鎌倉時代初期に源頼朝の命で比企能員が再興しました。頼朝の妻・北条政子の守り本尊だったと言われています。戦国時代には武田信玄が松山城を攻めた際に本陣が置かれました。
 
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東武東上線の高坂(たかさか)駅からバスに乗り、「大東文化大学」バス停で下車して5分ほど歩いた場所にあります。大学のキャンパスやこども動物公園が近くにあるのでバスの本数は意外なほど多く、交通の至便な場所です。
 
街道沿いに参道の入口となっているトンネルがあります。ここを抜けると木立ちに囲まれた静かな境内が待っています。
 
 
本堂前の手水舎にはタオルが沢山吊るしてありました。巡礼者への気遣いを感じます照れ
 
 
本堂の前の薬師堂です祈る人
 
 
その横の百地蔵堂です祈る人
 
 
当寺は岩殿丘陵の東端で、物見山という山に隣接しているため、急傾斜地を切り崩したような崖がお堂の裏にそびえています。崖には四国八十八ヵ所の写し本尊と言われる石仏群が埋め込まれています。
 
足元を見ると上から崩れてきたと思われる石が転がっているので、あまり崖には近づかないほうがいいと思います。ロープも張ってありますがWARNING
 
 
新緑につつまれた参道に戻ると、正面に観音堂が見えます。
 
 
観音堂は何度か火災で焼失しており、現在の観音堂は1872年に飯能市の長念寺から移築されたものです祈る人
 
 

本堂横にある樹齢700年を超すと言われる大イチョウです。市の天然記念物に指定されています。なかなか画像に収まり切れないほどの巨木です木
 
 
木陰の狛犬。
 
 
さてバス停からトンネルを抜けて観音堂に至りましたが、御朱印の受付は石段の下にあります。ですので順番が逆になってしまいましたが、お参りしてから石段を下っていきました歩く
 
 
途中で少し咲いていたアジサイ。青空のような澄んだ色です。
 
 
石段の下にある仁王門です。仁王像は江戸時代に造られたものです。
 
 
山号と「施無畏」の扁額があります。奥はさっき下りてきた石段です。
 
 
庫裏で坂東三十三ヵ所の御朱印を頂きました御朱印
 
#正法寺御朱印(坂東三十三ヵ所)