曼殊院(まんしゅいん)
■天台宗、門跡寺院
■御本尊:阿弥陀如来
■京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
■札所:近畿三十六不動第17番

曼殊院は950年頃に比叡山で草創された坊を起源として、何度かの移転を経て1656年に現在地に移りました。「竹内門跡」と呼ばれ、青蓮院・三千院(梶井門跡)・妙法院・毘沙門堂と並んで天台五門跡のひとつにあたります。国宝の黄不動画像や曼殊院本古今和歌集などの文化財も所有しています。山号はありません。

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正面の勅使門の左右の築地塀には五本の水平線が入っていて、門跡寺院としての高い格式を現わしています。



青もみじが参道を包み込んでいます。



ちょっとした空間にも枯山水の世界が広がっています。



枯山水庭園(国名勝)は小堀遠州作と伝えられています。大きな五葉松のある鶴島が、白砂で表現された川の中州のように配されています。



植木が丸くきれいに刈り込まれています。



小書院前の廊下の角からわざと撮ってみました。



建物の間にもしっかり坪庭が作られています。



奥の滝の石組みから白砂の川が流れてくるようです。石燈籠も見えます。





裏側の庭園は山の斜面が近いぶん、また違った趣の造りになっています。





この手水鉢にはふくろうの彫刻が付いていて「梟の手水鉢」と呼ばれています。



砂紋が同心円状にきれいに広がっています。



裏側の庭も緑がゆたかです。








こちらの蹲踞には水が流れています。



御朱印を二つ頂きました。一つ目は「竹乃内御殿」の御朱印です。


#曼殊院御朱印

二つ目は近畿三十六不動の「黄不動尊」の御朱印です。


#曼殊院御朱印(近畿三十六不動)