芬陀院(ふんだいん)は鎌倉時代後期に一条経通が創建し、以後一条摂関家の菩提寺とされました。寺号は経通の父内経の法号「芬陀利華院」に因みます。芬陀利華とは白蓮華のことだそうです。

方丈の南庭、東庭は雪舟の作庭と伝えられる枯山水庭園で、1939年に重森三玲によって復元されました。

*********************



入ってすぐ細長い赤茶けた手水鉢のつくばいを見つけました。アジサイと柄杓が添えてありなかなか風情があります。



鶴亀の庭」です。向かって左が折り鶴、右が亀を表していて、一条兼良の求めで雪舟が作庭したと伝えられています。





建物の縁側に沿ってきれいに平行線が白砂に引かれています。



こちらの東庭も雪舟作で重森三玲により復元されました。苔と石のみで構成され、奥には茶室の恵観堂が見えます。



その恵観堂の丸窓から庭を覗いた光景です。



茶室の外の北庭には「茶関白」と呼ばれた一条昭良(恵観)ゆかりの曲玉の手水鉢と屑屋型灯籠が置かれています。



置き石が沈んだかのように周りの苔が背を伸ばしています。



受付で御朱印を頂きました。


#芬陀院御朱印