大和路秀麗八十八面観音巡礼 | うさみーの御朱印御首題✿歴史散歩

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全国各地、といっても関西圏が多いですが、を旅してお寺や神社で御朱印や御首題を頂いた記録です。
コロナもようやく落ち着いたのであちこち出没再開しています。記事はのんびり不定期に書いております。

奈良県にある8ヵ所のお寺の十一面観音さまにお参りする巡礼です。

大和路秀麗八十八面観音巡礼
http://www.kairyuouji.jp/kannon.html



計88面のお顔を拝することで「子供の13歳、女性の33歳、男性の42歳」の厄年の合計88歳と同数になり、人生における全ての厄災から救われると謳われています。


十一面観音は観音菩薩の変化身のひとつで、10種類の現世利益と4種類の来世果報が得られるとされています。

多くは頭部正面に阿弥陀如来の化仏を頂き、頭上には
仏面(究極的理想としての悟りの表情)
菩薩面(穏やかな佇まいで善良な衆生に楽を施す、慈悲の表情。慈悲面とも)
瞋怒面(邪悪な衆生を戒めて仏道へと向かわせる、憤怒の表情。忿怒面とも)
狗牙上出面(結んだ唇から牙を現し、行いの浄らかな衆生を励まして仏道を勧める、讃嘆の表情)
大笑面(悪への怒りが極まるあまり、悪にまみれた衆生の悪行を大口を開けて笑い滅する表情。暴悪大笑面とも)
を載せています。



通例では頭頂に仏面、頭上の正面側に菩薩面3面、左側(向かって右)に瞋怒面3面、右側(向かって左)に狗牙上出面3面、背面(拝観者からは見えない)に大笑面1面が作られています。

なお法輪寺の十一面観音は背後に回ることができて、かつ光背が丸く抜けているので、珍しい大笑面を拝することができます。



なんかちょっと違うような…怒りを通り越した笑いって「野手がエラーした時のベンチの星野元監督」がよく見せてましたね。その後で本当に怒ってそうでしたが。

大和路秀麗八十八面観音巡礼では専用の御朱印帳と、それぞれのお寺で散華が頂けますが、私は途中まで知らなかったのでそれぞれのお寺で頂いた御朱印と十一面観音のお姿(資料より引用)を以下掲載しました。ガイドブックも売っています。