家隆山光明遍照院石像寺(しゃくぞうじ)
:釘抜地蔵

■浄土宗、御本尊:地蔵菩薩

■上京区千本上立売上ル花車町503

■市バス停千本上立売から徒歩2分


819年に空海が創建したと伝わる真言宗のお寺でしたが、鎌倉時代に重源が再興し浄土宗に改められました。


御本尊は空海が唐から持ち帰った石を刻んで造ったとされる地蔵菩薩で、苦しみを抜き取ることから「苦抜き地蔵」と呼ばれ、それが転訛して釘抜地蔵になったそうです。


室町時代、ある商人が両手に激痛を患い様々な治療を施しても改善しませんでした。そこで石像寺の地蔵菩薩に7日間の願かけをしたところ、満願の日の夢に地蔵菩薩が現れ「お前の苦しみの原因は前世で人を恨み、呪いの人形を作ってその手に八寸釘を打ち込んだことにある」と話されその八寸釘を示されました。

夢から覚めると痛みはすっかり消えていて、石像寺にお礼参りすると地蔵菩薩の前に血に染まった2本の八寸釘が置かれていたそうです。

何だか怖い話ですがガーン


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千本通り沿いの山門から中に進みます。






本堂の外壁には奉納された八寸釘と釘抜きを貼った絵馬がびっしり貼られていて、異様な光景です。






さて、こちらの御朱印はお百度参りみたいに「年齢と同じ回数だけ、お堂を周回」しないと頂けません。私も見よう見まねで、数え棒という竹の棒を年齢の数だけ取って、周回するごとに一本づつ箱に返すというのをお年寄りに混じってひたすら繰り返しました。


前日から京都の街中を歩きまわっていたので足にかなり来ましたが…どうにか●回、回り終えて無事頂けました。



#石像寺:釘抜地蔵御朱印