花山院師賢(藤原師賢)は後醍醐天皇の側近として元弘の乱に参画し、天皇の身代わりとなって比叡山に上り幕府軍と戦ったりしましたが捕えられ、下総国に流罪となり間もなく死去します。
歌人としても知られ、続千載和歌集以下の勅撰集に14首、南朝の准勅撰集である新葉和歌集に49首が採用されました。
その墓跡に明治15年に小御門神社が創建され、師賢が祀られています。建武中興十五社のひとつです。
都心からだと成田駅まで結構離れていますが、そこからさらに成田線で15分ほど下ると滑河駅に着きます。この日は小御門神社と坂東三十三ヵ所の滑河観音龍正院にお参りしました。
タクシーで回ろうと思っていたら駅前にタクシーがおらず、タクシー会社に電話すると「駅の担当は一台に決まっていて、出払っているならそれが戻ってくるのを待ってもらうしかない、こちらでは分からない」と…これでは一向にらちが明かないので、歩くことにしました。結局二ヶ所を回って1時間半ほどだったので、ちょっと寒かったですが無駄な出費が省けました。
駅に近いあたりに大きな鳥居がありましたが、神社からはかなり離れた場所で、ここから真っ直ぐに参道が伸びている訳でもなく、かなり唐突な印象でした。
駅からは徒歩30~40分ほどで着きます。道も分かりやすいです。
鳥居の向こうに鬱蒼とした森が見えます。歴史の新しい神社にしては雰囲気があります。
初詣の準備が着々と進められていました。
こちらが拝殿になります。
ロウバイが咲いていました。ちょっと早いですかね。
社務所に向かうと何とお留守…でも明かりが点いていたのでしばらく待っていたら戻って来られて、無事御朱印を頂くことができました。
これで建武中興十五社は9/15になりました。