SARTANA NON PERDONA
監督:アルフォンソ・バルカザール
音楽:フランチェスコ・デ・マージ
出 演:ジョージ・マーティン、ジャック・イーラム、ギルバート・ローランド
1969年 イタリア/スペイン映画

ハリウッドの最新作の次は本邦未公開マカロニ・ウェスタンのご紹介。
この落差・・・・どうなんでしょうね。
ま、いいか。
マカロニ晩期の「サルタナ」もの。
といっても、本家ジャンニ・ガルコのサルタナシリーズとは何の関係もない
「サルタナ」のパチモンと言えるでしょう。
マカロニ自体がパチモンなのに、さらにそのパチモンが存在するなんて、
イタリア映画恐るべし。
これ、海外でもDVDは出て無いようだし、本編は観たことがありません。
ストーリーは、かつて恋人をならず者に殺されたガンマンが復讐に帰ってくる・・・みたいな、何のヒネリもないお話のようです。
サルタナってキャラも継承してるわけじゃないみたいだし、主人公の名前だけじゃん。
全然シリーズと関係ないようです。
皆殺しオルガンも出てこないみたいだし。



音楽は、フランチェスコ・デ・マージ。
Maybe Somewhere,Maybe Somebody~♪てな調子で主題歌が始まるのですが、
どうも焦点の定まらないメロに歯がゆさを覚えます。
かなり取っつきにくいメロディ展開です。
これ、何回も聴かないとメロを覚えれません。
デ・マージにしては、パッとしない曲です。
歌ってるのもラオールじゃないし。Franco Morselliって誰だ?
このパッとしないメロが劇伴でモチーフとして使われる訳ですから
スコア全体があんまり締まりのないものになってしまっています。
ベベベベベンっていうエレキギターが出てくるので、一応マカロニ色は出てますが、
マカロニ・ウェスタン独特のギラギラした感じはありません。
中には、女性の絶叫を挿入したジャーロの劇伴みたいな曲もあります。
(曲の途中で、突然、「ギャー!!」って叫ぶからおじさんビックリ)
疾走感のある曲もほとんど無いので、サントラ単独で楽しむのはちょっとキツイかもなあ。
(かろうじて、13曲目はカッコいいなあ。)
でも、DVD出てないから映像を観ることも出来んなあ。
劇伴でハーモニカが時々フィーチャーされますが、演奏しているのはフランコ・デ・ジェミニという人だとさ。
こんなスコアですが、伊BEATレーベルから発売された限定盤CDには26曲も収録されてます。
でも、モノラル音源・・・・さすが、パチモンの国のCD。


ランキング参加中です
みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^)
よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪

  ↓
にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村



本日の検索キーワード
SARTANA NON PERDONA (1968) Regia Alfonso Balcazar - Titoli di Testa
(あれれ??、映像と一緒に観るとそこそこカッコいいぞ)

Sartana Non Perdona/Francesco De Masi

¥2,239
Amazon.co.jp



これは、本家と亜流を詰め込んだDVD2枚組
Sartana Saga: Spaghettie Western Bible 2 [DVD] .../Gianni Garko,Daniela Giordano,Ivano Staccioli

¥1,658
Amazon.co.jp


本家の4作目
サルタナがやって来る 虐殺の一匹狼 [DVD]/ジャンニ・ガルコ

¥5,040
Amazon.co.jp

これは亜流「サルタナ」
Sartana in the Valley of the Vultures [DVD] [Im.../William Berger,Wayde Preston,Aldo Berti

¥5,040
Amazon.co.jp



おっと。これは「サンタナ」
Guitar Heaven: the Greatest Guitar Classics of All/Santana

¥1,296
Amazon.co.jp