だいぶん気温が下がってきましたね。そのせいもあってか,クロゴキブリの駆除の問い合わせ は減ってきていますが,逆にネズミ駆除の問い合わせが増えてきています。もちろん気温にあまり左右されない,チャバネゴキブリやトコジラミ(南京虫)駆除 の問い合わせはあいかわらず続いています。


 以前にも書きましたが,ネズミ類の家屋への侵入は寒くなってくると増えます。 都心部を中心に被害が多いクマネズミは特に暖かいところを好みます。春から秋にかけて野外でも生活できたクマネズミが暖かな場所を求めて屋内に侵入してくるのです。クマネズミはドブネズミと比べて体も小さくスマートで,立体的な行動が得意です。その分,家屋内に侵入しやすいです。




 さて先日,あるお宅から「ネズミが出没して困っているので駆除 して欲しい」という依頼を頂き,粘着シートによる捕獲 を実施しました。結果,クマネズミの成獣が1匹捕獲されました。その後,粘着トラップを回収していると,部屋の隅にこんなものが落ちていました。


害虫・害獣から街を守るPCOの調査日記-クロゴキブリの残骸
(写真:クロゴキブリの残骸)



クロゴキブリの残骸です。翅や足の切れ端はありますが,胴体はきれいにありません。粘着シートを設置するときは,まずは部屋の状況やフンなどの痕跡を調べ,どこにどのように設置すべきなのか判断します。その時にはこのようなものはありませんでした。おそらく捕獲されたクマネズミがクロゴキブリを捕食したのだと思われます。捕獲されたクマネズミの最後の晩餐はクロゴキブリだったのかもしれません。


一般的にネズミ類は穀類や種子類を好みます。特にクマネズミは種実類を好み(ドブネズミは動物性のものをより好む),その食物摂取量の5159%に達します。しかし,動物性のものも食べますビルに生息しているクマネズミは,そこに生息しているチャバネゴキブリやカツオブシムシなども餌にしています。

(参考:安心して住めるネズミのいない家,谷川力,講談社+α新書)
(参考:日本の哺乳類改訂2版,阿部永 監修,東海大学出版会)



チャバネゴキブリの発生を放置しておくと,今度はネズミまで出てくるようになるかもしれません。もちろん,ゴキブリが発生しやすい環境はネズミも好みます。ネズミもゴキブリも早めの駆除が肝心です。



 株式会社エスケーシステムではネズミゴキブリの駆除・防除 を取り扱っています。




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