神戸日帰り出張 | 宝探し・謎解き・アイテム探し・推理・脱出ゲームの部屋

神戸日帰り出張

6月2日、上司からある命令が下った。



土曜日(6月3日)神戸へ出張に行ってくれないか。



拒否する権利はあったが、前の週、風邪引いて熱出して会社を休んだこともあって、


あえなく承諾。



休日出勤+出張という最悪のパターンを迎えた。



でも、気分転換にいいかなと甘く考えていたが、




非常に疲れる出張であった。




11時30分、手荷物に25キロの精密機械をカートで転がして出発。


新幹線に乗るため、ローカル線で名古屋駅へ。


まだ、この時は席に余裕があり座れたから良かった。



13時00分、ひかりの指定席でいざ新大阪へ。


まだ、人は少なく、優雅に旅行を満喫していた。



優雅な新幹線のたびも1時間で終わり、東海道本線姫路行きでいざ神戸へ。


ここから、筋肉疲労が蓄積されてきた。



手荷物の25キロの精密機械だ。



だが、大阪はエレベーターが駅に常備されており、荷物を持っている人は利用しているから、エレベーターで階段の上り下りを避けることができた。


さすがは大阪だ。


神戸ポートアイランド線に載って、いざ目的地へ。


まだまだ余力は十分。難なくクリア。


15時に目的地に着き、一息つこうと思ったら、現地の人にすぐやって欲しいと懇願され、息つくまもなく仕事をやらされた。


仕事を完了したと思ったら、今度は現地の仕事の番になって、邪魔扱いの目で見られていたので、そうそうにおいとま。


現在の時刻16時。


さあもと来た道を帰ろうかと思ったら、急に人が込みだした。


ポートアイランド線、東海道本線全て乗車率120%。


押し合い圧し合いで新大阪までたどり着いた。


新大阪にたどり着けばこっちのもの。


会社から支給された新幹線回数券で指定席を取って優雅に戻れる・・・。


とおもったら、指定席も乗車率100%。



のぞみの3列シートの真ん中で両側に人がいる状況というなんとも肩ぐるしい状況だった。


窓側のお姉ちゃんはお菓子バリバリ食べているし、通路側の営業マンは弁当食ってた。



私はおなかがすきながらも、バックにある唯一の食料お茶を飲んでいた。



25kgの精密機械は天井の荷物置き場に置けず、座席の前にもおけず、通路においていた。



ここで問題が発生した。



新大阪ー京都ー名古屋の区間を新幹線で走っていたのだが、京都ー名古屋間の後一歩のところで、新幹線特有のカート売りの人が来たのだ。


25kgの荷物を通路の人にお願いしてよけてもらって事なきを得たのだが、世の中には、問題を起こしたがる偽善者がいるものだ。


その後車掌が、25kgの精密機械をどうにかしろといってきたのだ。


精密機械で、上にも置けず、通路にしか置けないことをはっきり言った。


置く場所を探すこともできず、車掌はただたじろぐばかり。


そこへ、意を察した営業マンが「隣空いていますから置けます。」



神様の言葉であった。



精密機械を置くことができ、何とか名古屋まで座っていけた。


そういえば、近くの営業マンの方も席変わりましょうかと気遣ってくれた。



偽善者は通路の荷物を常識を知らない人のやったことと「思い込んで」すぐに車掌にちくるし、車掌も思い込みが激しく、事情を分からせてもその問題を解決できない。


私も、指定席をとっている以上、出口のところで待ちますなんて言いたくない。



さすがは営業マン。あなたは出世します。



私も腹が立っていて、みんなが見ている状況だったので、荷物がここしか置けないことをはっきりと大声で言っているところであった。


営業マンの神の言葉にも大きな声で、「お願いします。」


名古屋で降りる時も、大きな声で「ありがとうございました。」


としっかりお礼を言いました。



そんな、感動を覚えながら、名古屋に着き、ローカル線で地元へ帰宅。



仕事以外で疲れました。。



帰ったら、お土産タイム。


神戸チーズケーキを満喫。美味しかったです。