ミロク的『鉄拳6』最強キャラ論パート③~徹底比較!スティーヴvsフェン~中編 | 真・鉄拳王への道~君はまだ“鉄拳の神”を知らない……~

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 鉄拳に人生を支配された男であるわたくしミロク・Bがかつてない角度から鉄拳の真の魅力をお伝えしたいと思います。どうぞよろしく。(たまに鉄拳以外のゲームのことも書きます)

比較検証その六━━≪スカし確定≫

 
 スティーヴの近距離戦でのスカし確定技は、理想は浮かせ技のスカイハイだと思う。それが無理なような微妙な間合いならソニックファングといったところか。

 

 
 一方、フェンは飛天脚と嶽寸靠があげられる。

 

 
 飛天脚のほうがスカイハイよりリーチが長く発生も早い。ソニックファングと嶽寸靠はスピード、リーチ、ホーミング性能、威力、どれをとっても互角っぽいかもしれないが、嶽寸靠のほうは壁やられ・強をとることができるという利点がある。ガードされるとソニックファングはたいした反撃を受けず、嶽寸靠のほうは浮かされてしまうという欠点はあるものの、嶽寸靠のほうが性能は1枚上と見ていいと思う。

 

 
 よって≪スカし確定≫対決はフェンの完勝ということになる。

 

 
比較検証その七━━≪立ち状態での確定反撃≫

 
 ほとんどのキャラクターが15フレーム有利をとりさえすれば、右アッパーやライジングトゥーキックで浮かすことができるように設定されている。実際、フェンには発生15フレームの浮かせ技、飛天脚がある。

 

 
 一方、ほかのキャラクターのライジングトゥーキックにあたるスティーヴのスカイハイは、発生が19フレームという遅さなのだ。これだけの例でスティーヴがフェンに大きく劣っていることは否定できない。発生15フレームのドラゴニックハンマーという技はあるものの、≪立ち状態での確定反撃≫はフェンに軍配を上げざるをえないだろう。

 

 
比較検証その八━━≪しゃがみ状態からの確定反撃≫

 
 スティーヴには発生11フレームで威力が36のイーグルクロウがある。わずか11フレーム有利を2回とるだけでコンボひとつ分のダメージを与えられるというわけだ。

 

 
 その反面、浮かせ技のフィニッシュブローのほうは19フレームという遅さ。ヒットさせられる場面はほとんど訪れることはない。

 

 
 フェンには発生11フレームで威力が21の登脚があり、浮かせ技の穿弓腿は15フレームという早さ。

 

 
 発生15フレームの浮かせ技、穿弓腿の存在は極めて大きいものの、わずか11フレーム有利をとるだけで36ダメージを与えられるイーグルクロウはやはり極めて強力。よってこの対決は五分にしようと思う。

 

 
比較検証その九━━≪ジャンプステータス技≫

 
 スティーヴの代表的なジャンプステータス技はオウルシューター、スカイハイ、タックキックの3つだと思われる。この中で最も“ローリスクハイリターン”なのはスカイハイだ。そこで『鉄拳6』を代表する下段技の数々にスカイハイはどれだけ通用するのか調べてみた。

 

 
 三島系の奈落コンビネーション━━勝てる。

 
 ロウのドラゴンテイル━━勝てる。

 
 ブルースのダッキングロー━━勝てる。

 
 ペクのダークハルバート━━前半はスカり、後半は当たる。

 
 ドラグノフのシャープナー━━勝てる。

 
 ドラグノフのクリッピングスイープ━━スカる。

 
 ラースのシャドウカッター━━スカる。

 
 レオの前掃雷王拳━━スカる。

 
 アーマーキングの水面蹴り━━スカる。

 

 
 9つ中、4つに勝ち、4つがヒットせずにスカり、ひとつが五分五分という結果が出た。

 

 
 次にフェン。フェンの代表的なジャンプステータス技は鷹翔把、飛天脚、裂旋脚の3つだが、この中で最も“ローリスクハイリターン”な技は飛天脚である。次はこの飛天脚が『鉄拳6』有数の下段技にどれだけ通用するか調べてみた。

 

 
 三島系の奈落コンビネーション━━勝てる。

 
 ロウのドラゴンテイル━━勝てる。

 
 ブルースのダッキングロー━━勝てる。

 
 ペクのダークハルバート━━勝てる。

 
 ドラグノフのシャープナー━━勝てる。

 
 ドラグノフのクリッピングスイープ━━勝てる。

 
 ラースのシャドウカッター━━勝てる。

 
 レオの前掃雷王拳━━勝てる。

 
 アーマーキングの水面蹴り━━前半は当たり、後半はスカる。

 

 
 ……フェンの飛天脚はほぼ完璧といっていいだろう。

 

 
 ちなみに飛天脚はスティーヴのすべての下段技に勝つことができ、スティーヴのスカイハイはフェンのほとんどの下段技に負けてしまうデータがある。

 

 
 ≪ジャンプステータス技≫対決はフェンの圧勝のうちに幕を閉じざるをえないだろう。

 

 
比較検証その壱拾━━≪しゃがみステータス技≫

 
 スティーヴの代表的なしゃがみステータス技はニーボルトブロウ、スタンソーサー、カッティングフックあたり。

 

 
 一方、フェンには前掃腿や剛掃腿といったコンボがきめられる強力しゃがみステータス技が揃っているので、ハンデとして跌釵ひとつと比較してみようと思う。

 

 
 まずニーボルトブロウと跌釵。跌釵のほうがリーチが長く、ヒットしても五分のニーボルトブロウとはちがい2択の起点にもなる。また、ニーボルトブロウは横歩きでかわせるが、跌釵は横歩きを捕らえるホーミング性能を兼備している。

 

 
 次にスタンソーサーと跌釵。リーチとホーミング性能はやはり跌釵のほうが上。スタンソーサーはヒットすれば2フレーム有利になるものの、ピーカブースタイルを維持しているので2択やカウンターの恐怖は与えられない。

 

 
 最後にカッティングフックと跌釵。リーチとホーミング性能はほぼ五分。威力はカッティングフックのほうが上。が、発生が遅めなので反応されやすい。

 

 
 このように、ハンデつきでもフェンに軍配を上げざるをえない。

 

 

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