先日、スタッフ専用の
搬出ホールを近道して通ろうとする
外来のお母さんと小さな子を見掛けた。
「一般の方は、その先は行き止まりですよ!」
と声を掛けようかどうか迷ったが、
迷子の様子ではなかったので、少し見守っていた。
お母さんは、スタッフ専用と書かれた引き戸を通って、
先に視界から消えた。
その瞬間、「迷子ではないな」と安心した。
次の瞬間、気が付いたら、
小さな女の子が引き戸が閉まらないように、
扉を持っていてくれた。
なんだろうね?
特に意識した訳ではないけど、
子供を子供扱いしないで、丁寧に頭を下げて、
「ありがとうございます」
って僕が言っていた。
すると、その女の子が照れくさそうに、
下を向きながら、小走りで、次のドアに向かっていった。
そのドアを閉める際にも、
ちゃんと振り向いて、丁寧に閉めていたので、
「ありがとう、バイバイ」の気持ちを込めて、
僕が手を振ってみた。
女の子は、照れくさそうにドアを閉めて、
ドアの向こうへ消えた。
何気なく、そのドアを見ていたら、
今度は、ドアがそぉーと開いて、
女の子が顔だけ出して、
手を振る為に戻ってきてくれた。
満面の笑みで手を振ってくれて、
すぐにお母さんの元に向かって行った。
ね?
ドラマや映画にあるようなシーンで、
ほっこりしました。
人との境界線が薄いっていうのも
たまには、いいもんです!!!