執事歌劇団日誌 -388ページ目

燕技

夜分に失礼致します、お嬢様。
もうお休みでしょうか。
隈川でございます。

本日も舞台公演の稽古を行なっておりました。
こうして同じ目標を掲げて毎日尽力しておりますと、これまで以上に団員それぞれの個性に気がつきます。

それは歌やダンス、演技などの得意な分野だけではなく、これまでに生きてきた経験などが台本と向かい合ったときのアプローチから垣間見えるのです。

それぞれの人生、もちろん生まれも育ちもバラバラです。


しかし、そんな我々が間違いなく共通して経験していることが一つございます。
それは「お嬢様にお仕えしていること」

みんなの個性を合わせて、使用人にしかできない「演技」ならぬ「燕技」をご覧に入れることができたらと思います。





そういえば、過去といえば。
以前聞いた噂によると、香川執事はかつて旅芸人の一座にいた経験があるそうです。あくまで噂ですが。

舞台上における香川執事の柔軟な心の在り方、見習いたいところでございます。

ときに柔らかく、ときに力強く。
難しゅうございますね。

明日も頑張ります。
それでは、おやすみなさいませ。
お嬢様。

隈川

シーンを引っ張る

ご機嫌麗しゅうございます。



物語の展開において、
「起承転結」がセオリーの1つとされております。



それだけでも4つの場面があるわけですが、



場面があればある分だけ、



自ずとそのシーンを引っ張る役割の人物が存在致します。



ここからが面白いところですが、



その人によって得意な引っ張り方はやはりございます。



クールに展開する者もいれば、
ひっかき回すことが得意な者、
パワーで押す者もおりますし、
沈黙や間で支配していく等々。



台本を読み込む際にはどうしても得意な読み方をするものですが、



演出が加わると違った展開を要求されると共に、
シーンに深みや面白さが増してまいります。



稽古を進めていく醍醐味はこういった所にあるのかもしれません。



本番を、楽しみにしていてくださいませ。



劇場でお待ちしております。

謎の朝

影山でございます。



朝、

道を歩いておりますと、

右側にある細長い道路の30m位先に

開いた傘がポツンと置かれておりました。


何とも不思議な光景です。


この道は誰も通っていないのでしょうか・・



そんな事を考えながら

少し歩いておりますと

右下に細長いへびがいました。


驚きすぎて危うく車道に飛び出す所でした。





今日は何の日ですか

歯車を廻すのは誰

ご機嫌麗しゅう。能見でございます。

 

本日は良いお天気になりまして嬉しい限りです。

 

お嬢様も社会勉強、ご無理が出ませんように。

 

 

 

 

さて、私個人的にもすごく楽しみにしていた

 

劇中歌のダンス稽古も本格始動致しまして、

 

全ての歯車が動き出したなあという印象です。

 

 

 

 

聴き応え、見応えのある楽曲たちでございます。

 

お芝居と混ざると、どのような化学変化が起きるのか。

 

その融合された結末も、これからが楽しみです。

 

 

 

 

一ヶ月後の今日。公演の全てが終わっております。

 

後悔のないように、全力で臨む所存でございます。

 

 

 

 

能見

一つ一つ

昨日はダンスの稽古、本日はお芝居パートの稽古でございます。





それぞれのシーン、個々の役にダンスと、パズルのピースがはまってまいりました。



残すピースも少なくなってきたように感じておりますが、果たして本当に少なくなってきたのか。



もしかしたらはめたピースもどこか違うところに置いてしまっていているのかもしれません。




あるべき場所にあるべきものを置く日々。



その配置が正しいかどうかはこの劇が幕を開ける頃に分かるのかもしれません。




お嬢様には見事な一枚絵をお見せできますように。


一つ一つ確かめていきたいと思います。



では、また。