マイホームを買おうと思って、住宅ローンを組むときに
固定金利がいいのか、変動金利がいいのかを悩む人は多いでしょう。
現在は、史上最低水準の金利で、とても住宅を買いやすい時代になっています。
こんなとき議論されるのが、
固定金利で組むか、
変動金利で組むか 悩むところでしょう。
テレビや雑誌でも固定金利がいい、変動金利がいい、って議論があります。
実際に
変動金利で組む人の発想は、
メリット・・低い所で現在0.449%とめちゃ低いので
支払いが安いからいいなあ。
デメリット・・でも金利が上がったら怖いなあ
固定金利で組む人の発想は、
メリット・・ずっと同じ支払い額でいけるので安心だなあ
デメリット・・変動金利よりも支払いが高いなあ。
テレビで出るアホな
ファイナンシャルプランナーや不動産営業マンなど
『これから金利が上昇の可能性があるから、フラット35という固定金利が絶対いいです。』
という
浅はかなコメントしかしない
アホなファイナンシャルプランナーや
不動産営業マンがいます。
そして、本当にそのように信じているようなのです。
固定金利を完全否定しているのではなく、分かって言っているのか??って言いたいのです。
比較してみます。
揃えた条件は、
3500万円の借入、ボーナス払い増は無し、35年返済、団体信用生命保険は付保する
固定金利はフラット35で1.45%→月々の支払いは、
月々106,309円+団体信用生命保険料月1万円(年12万円なので)→月々支払い約11.6万円
5年間で支払った金額696万円なのに
5年後残高3101万円
変動金利は民間銀行で0.449%→月々の支払いは、
月々90,068円+団体信用生命保険料0円→月々約9万円
5年間で支払った金額540万円と固定よりはるかに少ないのに
5年後残高は3033万円
つまり、5年で約3101万円までの残高にするために使ったお金は696万円支払いの固定金利に対して
変動金利の場合は、5年で540万円支払っているけど、残高が固定金利よりも減っているので
実質固定金利よりもはるかに少なく(540万円の支払いから、残高の差額68万円を差し引く)472万円の負担といえます。
要するにたった5年で224万円も少ない金額で済む民間銀行から借りる
変動金利の住宅ローンの方が圧倒的に良いということになるのです。
じゃあ、変動金利で金利が上昇した場合、怖くない?と思うかもしれないが、
月々約2万円くらい支払い金額が低い変動金利で支払いをしながら、
金利上昇に備えて、
毎月2万円をプールしておけばいいのです。
年約24万円 5年で約120万円です。
その分仮に1%金利上昇があったとしても
全く問題なく対策が出来るわけです。
変動金利を勧める理由
変動金利の基準金利は約22年ぐらいほぼ変わってないんですよ。
これから消費増税、さらなる景気が良くなることが考えにくいなかで、
大幅に上昇することは極めて考えにくいのです。
この22年間でもいろいろありましたよね、それでも変動金利の基準金利はほぼ全く変わってないのですよ。
明らかに借入金利が上昇することはまずありません。
仮に金利が5割アップしても
現在の固定金利で支払い続けることの方がはるかに
残高の減りも遅いし、支払額も多いのに、
それをわからないまま、
短絡的に固定金利なら安心だろう
というのはアホのやることです。
固定金利なら、その高い金利を確定し続けて、それこそリスクではないでしょうか。
変動金利の方が、
将来の金利上昇に備えることが出来て、
高い支払いのリスクを確定しなくてもよくて
支払った金額が低い(団信保険料無料)のにローンの減っていくスピードが速い
これを理解したうえで、
いやいや数年以内に約22年間変わっていない
変動金利の基準金利がプラス2%とかになると思っている人は、
固定金利で組むことをお勧めします。
これらを理解せずに単に『長期固定が安心だから』『長期固定が長期的には支払いが安いから』
と思って、選択するのはアホのすることです。
とにかく中身を理解して選択することが大事ということです。