筋膜は構造の器官で、身体を三次元空間で立体的に正しく
保つための器官です。
筋膜とは皮下組織から存在するもので、骨膜は骨、内臓器官、血管、
神経など身体のあらゆる構成要素を包み込み、それぞれの場所に適正に
位置するよう支えています。つまり、私たちの身体は、全身が筋膜とい
う容れ物で中身を傷つけないように包まれているのです。
anatomy trainsで示す絵のように、屈曲、伸展以外と関
係するリレーションだけでなくスパイラル上に変化しているものがある
のですから、身体にとっては重要です。
身体が硬いという事は、筋膜で説明すると、キツイシャツを着ている
と動きが硬くなりますよね、それと同じ事です。
じゃあ伸びきったお年寄りの皮膚ならどうと思いますよね、前側は緩ん
でいても背中は曲がり伸びきっている状態ですから、筋膜が拮抗してい
ないので身体は必至でコラえて身体を固くしてしまいます。
大切なのは、筋肉も筋膜も拮抗しているバランスです。
これを治療に取り入れる事が大切な時代になってきます。
咬合を治す事でも歯根膜から脳・身体全体に変化が起こる事も科学的に
証明でき「人の身体を科学する」事は様々な次世代医療がみえてきます。