XELOX+アバスチン療法10クール目の1日目。

 

今日はいつもの検査+3クールに1回のCT検査。前回までマーカーも落ち着いている、ケトンの出はちょっと不安だが、効いているはずだ。オキサリプラチンを2回休んでいるのでその点も不安材料ではあるが、オキサリプラチンの積算投与量から見て、そろそろオキサリプラチンとしての効き目は頭打ちになってもおかしくない。

ケトンをはじめとする代替治療法で抑え込まないとじり貧なのだ。

効け、ケトン。

 

シガニーさんはいつものように先発、血液検査の早い順番を勝ち取る為、バスと電車乗り継いでH病院へ。

私は、子供たちに朝ごはんを食べさせたり、洗濯したり、ラジバンダリ。


そんなこんなで子供達を学校に送り出して、洗濯物を干して、持参昼ごはんをつくる。
さて出発するか。

 

さて、到着するとすでにシガニーさんは血液検査もCTも終えている。

予約時間より先に到着すると本来の予約時間より前倒し、空いているところに入れてもらえる

ようだ。(それで、私の到着前に診断されてしまったことがあるので油断なく)

 

と、早々に主治医のS先生に呼ばれる。

さあ、どうだ!?

 

あっけなく、宣言。

 

S「CTは大丈夫でしたよ。」

 

シガニー「…は」

 

S「はい」

 

あまりにもあっけなく宣言されて、「じゃあこれで」って話がそこで終わりになりそうなぐらいに。

いやいやいろいろ聞くことあるのだから食い下がれ。

 

まず、口火を切ったのがシガニーさん。

 

シ「では、オキサリプラチンは?」

S「ええ、今回もやらなくていいと思いますよ」

 

シガニーさんにんまり。

 

S「血液の値も異常ないし」(マウスをクリクリしてCT画面を送る。)

 

CTじっくり見せてほしいなと思いつつそのぐりぐり断層面が移動する画面を見ているが、多分素人が見ても何もわからないのだろうし、たぶん播種は最初から見えてないし、腫れあがっていた転移先の卵巣も小さくなったあとは、どこかにいるけどどこかはわからないという播種と同じ扱いなので、見えないから治ったではないのは承知している。このCTはガンが見えないというのが前提で、それ以上のものではない。見えないことの確認でしかない。

 

その見えないが当然絶対に根絶しきっていない状態が播種の怖いところ。いずれは火を噴く。そして腹膜に散らかったているから、見えないときはもとより、確認できる大きさになってもすべてを切り取ることもできない。

一方で、見えないしマーカーも落ち着いたら、オキサリプラチンは休薬のままという方針を感じ取った。副作用やその効力と蓄積性の関係から副作用がひどくならないうちに減薬・休薬をするgo and Stopという方針(「オキサリプラチンによる末梢神経障害のマネジメント」より)があるらしいし。

 

休薬をできるだけ引っ張れれば、副作用も軽減するし、切り札を温存できるというのは、精神的にもありがたい。

 

さらに、副作用のことを問診。

「休薬期間に入る数日前より、足の裏の腫れと痛みがつらくなり、歩きにくくなる。」旨を主張。そしたら、これもあっけなく、

 

S「では、ゼローダも減薬しましょう、今6錠飲んでいるのを、5錠にしましょう。」

 

蓄積性があるので、11日前後で腫れが臨界点をこえるとするなら、その積算臨界量は6×2×11錠の132錠。5錠で2週間飲み続けたら140錠で、腫れの臨界点を超えてしまいそうな気もするが、この1錠分の減薬は結構大きいらしい。(確かに、上記の式では日ごとの回復が計算に入っていない)

さらに、痛みが出た時点で飲むのをやめてもよいとの指示。痛みが出てまで飲むことはないと。これがマーカーが落ち着いてなければ、多少無理でも続けそうな感じだが、CTとマーカーが落ち着いているとこれだけ治療に余裕ができるのか、と。

 

副作用はつらいが、治療の方は効果が上がっているとみていいと思う。

まだ、データ的に(オキサリプラチン+アバスチン+ゼローダがフェーズⅣbの大腸がんに対して無増悪期間がどの程度なのかというところが今一つ調べきれていないので)そうとは言い切れないが、既にオキサリ抜き状態に持ち込めたし、ゼローダも減った。

やはり、ケトン食療法は効いているとみていいのではないか。

 

まだ余命という言われ方はしていないが、手術直後の見立てでは放置なら半年、化学療法などを行っても2年程度で50%の方がなくなる。つまり、平均寿命あと2年。

このまま、抑え込んで、5年後、10年後でも「あと2年」の状態なら、それでいい。

 

老衰で亡くなったときにまわりから

「死ぬ死ぬ詐欺を50年言い続けていたばあさんが大往生した」

といわれるのが目的だ。

 

それができるなら50年ケトンを出し続けてやる。

わたしも一緒に。

 

ケトンは効く。

現時点では確証は完全ではないが確信はしている。

 

で、シガニーさんの質問タイムが終わったので、私の番。

しろくま「SCRUM-Japanはいかがでしょうか、再開されたと聞きましたが。」.

…と、このあたりで更新都合のタイプアップ。(すでにブログ更新が遅れて2日目にはいっているし)

 

次回、SCRUM-Japanで切り込んだしろくま、

はたして。

 

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