今、上野の東京国立博物館で『仁和寺と御室派のみほとけ－天平と真言密教の名宝－』が開催しています。

普段は公開されていない秘仏や本尊を含む70体を展示、国宝「三十帖冊子」の全帖公開など、前期と後期で展示内容が若干変わるというので、本当は前期と後期の両方に行きたかったのですが、先日やっと行くことができました。

後期から展示の大阪・葛井寺の秘仏、千の手、千の眼、十一の顔を持つ、現存最古の千手観音像は迫力が凄かったです。

一般には非公開の仁和寺・観音堂が、現在、解体修理中ということで、展示室に観音堂が再現してありました。

仁和寺に行っても見ることができないのですが、ここが博物館のありがたいところです。

ここだけは撮影可能エリアということでカメラやスマホのシャッター音が鳴り響いていました。

博物館の係員の人が「フラッシュ撮影は仏像が傷みますので止めてください！」と言っている（叫んでいる）にも関わらず、素知らぬ顔をしてフラッシュ撮影をしている人がだいぶ見受けられましたが、折角のご厚意で写真撮影ができる訳ですから、最低限のマナーは守って欲しいなと思ってしまいました。

観音堂内部の壁画も高精細画像でリアルに再現してあると言うので凄いの一言です。

風神雷神

仁和寺展限定の御朱印があるというので頂いてきました。

左下に押されてる「仁和寺」の印は今回特別に誂えたものだそうで、国宝「高倉天皇ご宸翰」に押されているものと同様の印を復元したものだそうですよ。

仁和寺展は、3月11日（日）まで開催していますので、少しでも興味がある方、お時間がある方はお勧めの特別展ですので、行ってみてください。