{63473BC0-442F-4820-978C-630BD940955E}

知人からいただいたチケットで、本日新橋演舞場へ。
愛之助さん初ミュージカルの「コメディ・トゥナイト!」ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》です。

作曲はソンドハイムで、ブロードウェイ版はトニー賞を6部門受賞している作品。
愛之助さん主演、演舞場での上演ということで、江戸版なんですが、ソンドハイム作品の演出をたくさん手がけている宮本亜門さんがどんな風に見せてくれるのか楽しみです。

{18DD7C42-9323-4EBB-A312-77239E55A3E3}

提灯にポップな幕。

まずお話は、江戸の芝居小屋ということでスタートします。愛之助さんは座頭。花道を一座を引き連れ登場し、今日はコメディをやりますと口上。
なのに幕が開くと、松の廊下!
慌てて幕を閉め「悲劇は明日!」と叫ぶ愛之助さん。
そして、みんなで歌うのですが、愛之助さん、歌がお上手です!ダンスがうまいのは以前劇団EXILEに出演された時に見て知っていたのですか、歌もなかなか。
奥様よりうまいかも(笑)

そして、なんと生オケでした。テープかと思っていたのですが、私の席から指揮者の方が見えました!
(2階右という端っこに座っていました)

そして、いよいよ、本筋へ。

江戸のある町。三軒の家が建っています。
遊郭、薬屋、双子の子どもをさらわれたおじいさんの家。いや、遊郭の隣に薬屋ってあり得ないのですが、ここはあまりかたいことは言わずに楽しんじゃいましょう!

薬屋の主人は高橋ジョージさん。女房は熊谷美由紀さん。ひとり息子比呂は内博貴くん。
女好きの主人、夫の浮気に手を焼く女房、そして頼りなさげなひとり息子。 
波乱の予感!

隣に出来たばかりの遊郭の窓辺から見えた娘、おみつにひとめぼれした比呂のため、自由と引き換えにひと肌脱ぐのが、愛之助さん演じる丁稚の丁吉。

丁稚頭のルー大柴さん、遊郭のオーナーはダイヤモンドユカイさんが絡んで来て、お話はトントン進んでいきます。

おみつは平野綾ちゃん。可愛いけど、字が読めないし、ちょっとぽわーんとしている女の子。
そしてこのおみつを身請けしようとしている武士、荒尾は鈴木壮麻さん。
帝劇ミュージカルに出てる人は、当たり前ですが段違いに歌がうまいですねー。

荒尾さんが現れ、話がどんどんややこしくなっていきます。展開のスピードも上がって行き、しっかり見ていないとついていけなくなりそう!!
身請けするおみつがいないことに腹を立てた荒尾に丁吉が首をうたれそうになったときに、丁吉が「1つだけお願いがー!!」。
「休憩をください〜」と叫んで一幕終了(笑)

{42A40D07-8B66-41E0-BB98-498F238ADD57}

演舞場では定番!の二階の「かべす」で天ぷら蕎麦でランチ。
予約しなくてもならべば休憩時間中で食べられます。
特に今月のような演目だと、演舞場慣れしていない方が多いからか、かべすも空いていて、すぐ案内してもらえました。

二幕はさらに、ドタバタ度合いがアップ!!
女好きの主人を身請けの相手と勘違いするおみつ、何も知らず、おみつとなんとかなりたいと思う主人。
いなくなったおみつを探せと怒り出す荒尾。
そこに、女将が戻って来て、長吉はもう口から出まかせ、のオンパレード!!

歌舞伎っぽい趣向もあり。

いろんなことが巻き起こりますがラストは、大団円!ハッピーエンド!

カテコの時に、今日お誕生日のダイヤモンドユカイさんにサプライズでバースデーケーキが登場
たくさんお芝居を見ていますが、バースデーケーキが現れるのを見たのは初めて!
ユカイさんが奥さんの話をちょっとしたら、ジョージさんがすかさず「いいよ、いるだけいいじゃん…」。
そういえば芝居途中、愛之助さんがユカイさんに「大きいおんながすきなんでしょー!」とか言われたりしていましたね。

思っていたより面白かった!!
音楽も良かったし。
遊郭とか出てくるし、ちょっと大人の話でしたが、いやらしくないし、近くの席の小学生くらいの女の子はすごく笑っていました。

狸御殿もですが、たまには和風ミュージカルも良いですねピンクハート