ホルモン剤残留の恐怖 | 占い講師(占星術・姓名判断・四柱推命)が運営する「心と身体の羅針盤」茨城県の有名鑑定占い師
■ホルモン剤残留の恐怖

牛たちは、ビタミン剤入りの濃厚飼料を食べさせられ、加えて抗生物質、さらにまたホルモン剤を投与される。
動物一般に言えることだが、オスの牛は成長するにしたがって肉質が硬くなり、食肉としての品質が落ちてくる。 ホルモン剤は、それを防いで肉質を軟らかくするために使われる。

ホルモン剤の事件は、1985年に起きている。
プエルトリコで約3000人の赤ん坊や女児に初潮が起こり、乳房がふくらむという異常成熟が発生した。
調べたところ、子供たちすべてがアメリカ産の牛肉を食べていたことがわかり、その牛肉から、通常、人体が分泌する10倍以上のエストラジオールが検出されたのである。
この衝撃的なニュースは、世界各国に大きな波紋を広げた。EU諸国では、ただちにホルモン剤を投与したアメリカ産の牛肉の輸入禁止措置をとった。
ところがアメリカは、これを不満としてEU産の果物に対して100パーセントの輸入関税を課すという経済制裁におよんだのだ。
ホルモン剤の使用は人体に影響はないと主張するアメリカ政府だが、信用する人がいるのだろうか。