電動自転車改造1 マグネットいじり | 電動アシスト自転車を爆速改造する

電動アシスト自転車を爆速改造する

2015年ヤマハCITY-X を 「羊の皮をかぶった狼」 に変身させます。

電動自転車改造 その1 マグネットいじり


2015年 ヤマハ電動アシスト自転車 CITY X は 前輪のスピードセンサー のマグネット減らし だけで リミッタ解除できるのか?

今日はそれを実験してみたいとおもいます。

アマゾンで買った スピードメーターのベロ9(送料込み1514円)と YAMAHA の部品を通販しているショップで買った スピードセンサー(マグネットコンプリート) 1544円 送料205円 が到着。

マグネットコンプリート



それと 今日のために、100円ショップで 買っておいた 6mm丸 の高さ 3mmの ネオジウム磁石を2SET(16個)



マグネットコンプリートの磁石(24個)を抜いて 100円ショップのこの磁石8個に置き換えます。



マグネットセンサーを 24個→8個にしたら 速度表示が 1/3になる計算なので 本当の速度を知るため キャットアイのベロ9をつけます。 
ベロ9の設置の際 タイヤのスポークに 1cmくらいの丸い磁石をつけますが、1点止めで どうも不安定なので 反射板に 埋め込みました。





(キリで反射板に穴を開け 3mmのビスを無理やりドライバで回して、タップを切り ベロ9のマグネットを手で回して埋め込み)


ベロ9は CITYX の場合 タイヤサイズを 「20インチ」 に設定すると ほぼ ヤマハのスピードメーターと一致します。100Mおきに表示があるトラックを走ったところ 距離700Mで ベロ9のメーターが 0.71Kmでした、 700Mで誤差10M すごい精度です。



ヤマハ CITY X の 元から付いていたマグネットコンプリートは 最悪失敗した時のために とっておき、後から届いたほうを いじくります。 
100円ショップの磁石を 指で持って マグネットコンプリートに 近づけ 一周させると 12回ブヨブヨします。





24個のS-N がある磁石が入っていることが確認できます。 つまり タイヤ1周 = 12ヘルツっていう感度になります。

マグネットコンプリートの中の構造は こういう風になっている ↓ 



ヤフー画像より (黒が磁石 銀は ただのリング)


中の磁石は 樹脂 の中に埋まっていて 簡単に取れそうにありません。
ただし 樹脂に穴がポコポコあいていて 中の磁石は外からみえます。
樹脂の上側は 最悪 捨てるつもりで 切り取り とにかく磁石を取り出すことを考えます。
まず 樹脂の 外周にそって カッターナイフで 切込みを入れます。
樹脂は軟いので 4周くらい回すと 中の磁石にカッターの歯が当たった感触あり、
今度は内周にそって 同じように切れ込みを入れます。
すると 樹脂の上側に ドーナツ状の切れ込みができ、それをとると 中の黒いドーナツ磁石 が 現われました。切り込みが狭かったので、さらに樹脂をけずって このドーナツ磁石とその後ろの金属のリングを抜きとりました。

100円ショップのネオジウム磁石を8個を SとNを交互に して 樹脂に直接 木工ボンドで貼り付けました。木工ボンドは適度に強く 失敗しても キレイにはがれるので 仮止めにはもってこいです。

マグネットコンプリート 電動自転車改造

もし運転中 衝撃で磁石が外れてしまったら 隣の磁石にパチーンとくっつきますから・・・、こうなると 周波数がおかしくなり エラーのもとになるので 万一磁石が外れても、磁石がその場にとどまるように磁石の左右に木工ボンドを盛るようなつけ方をします。


一応切り取った樹脂でフタをして、これも 木工ボンドで仮止めします。
予備の磁石をちかづけて 一周させると 4回ブヨブヨします。(この確認は重要)
これにより CITY X は タイヤ1周 12ヘルツのところ 4ヘルツと認識して 1/3の速度を表示するはずです。


CITY X につけてみました。

100円ショップの ネオジウム磁石のほうが オリジナル磁石よりも強烈な磁力のため
CITY X の 受信センサーが受ける磁力を少し弱くしたいために ワッシャを1枚かまして、少し離しました。




このワッシャは 反対側 上A部に入っていたものですが センサーの内側(B部)に持ってきました。


さて試運転。
前輪を 持ち上げて タイヤを回してみると・・・
おお、ベロ9 の1/3の速度を表示しました!成功です。




電動自転車 スピードセンサー



これで 24Km/h X 3=72Km/hまで アシスト効く計算になるが はたしてどうか?


実際乗ってみたところ
改造前は、18Km/h くらいで アシストが切れ、急にタイヤが重くなるという 違和感がありましたが、
改造後は 18Km/hをこえてもアシストしています。急にタイヤが重たくなる現象もなく乗ってて違和感がありません。しかし21Km/hくらいを超えると アシストが弱まります。24km/hでは全くアシストはかかりません。


結果
磁石1/3にした効果は抜群。巡航速度 3Km/hアップ、これだけでも かなり効果ありました。

しかし スピードセンサーのマグネットを1/3にしても24キロのリミッターは働きました。

このリミッターはペダルの動力ユニットについている リミッターだと思われます。

この24Km/hのリミッタを解除する事が今後の課題です。


このリミッターは リアスプロケットを 小さくしたらそのぶん アップします。
なぜなら ペダルの回転が同じにもかかわらず、 タイヤがその分 多く回るから ・・ 


16T→14T で1.14倍 つまり リミッタ 24キロが27キロにアップする計算、 
16T→13Tで 1.23倍 アップつまり リミッタが 24キロから30キロにアップする計算。


しかし 13Tは インター3のカバーを 削らないといけないらしいので、あまりやりたくない。

今 13T 14T 両方注文しているので、 とりあえず 次回は 加工無しでスポッと入る予定の14Tから挑戦することにします。




スピードセンサーの磁石1/3化 は 巡航速度3キロアップと十分効果があったので もう元(磁石24個)には戻せません。これで行きます。よって この磁石1/3化したマグネットコンプリートを正式に 作り直します。 磁石を 瞬間接着剤でつけて、磁石のまわりに、木工ボンドを盛って 乾燥後、さらに その上から セメダインを多量に塗り・・・・とにかく磁石が外れないように固定、切り欠きした樹脂のフタを セメダインをぬった磁石のうえからペタンとかぶせ接着、隙間に 木工ボンドをパテみたいに注入してしてふさいで 乾燥させた後、セメダインを塗って仕上げ。



近くで見ると汚らしいですが 少し離れたらわかりません。