3DO:『アイドル雀士スーチーパイ Special』 | sinobintage

3DO:『アイドル雀士スーチーパイ Special』

アイドル雀士スーチーパイ Special 3DO

「脱衣麻雀」というジャンルそのものが
衰退してしまった今となっては
コンシューマーでの本格的な復活など夢のまた夢であろうが、
「脱衣麻雀」はゲームとして非常に優れたシステムである。
ゴールを決めれば点数が入るスポーツゲームと同じように、
「勝てば(相手が)脱ぐ」という単純明快かつ
青少年の下心をくすぐる仕掛けは
「ストーリーが泣ける!」という触れ込みながら
本筋とは関係ないところで無理矢理サービスシーンが挿入される
下手なアドベンチャーゲームより100倍清々しい。

性的な表現や暴力的な表現を厳しく規制するようになってからの
ゲーム業界は、すっかり「むっつりスケベ化」してしまった。
スカートめくりをする人間が減って、
盗撮やミラーマンばかりになってしまったようで私は悲しい。

話を戻そう。
「美少女雀士スーチーパイ」は、
「脱衣麻雀ブーム」「声優ブーム」「ギャルゲーブーム」の
3つのブームをまとめて取り込んでしまえという欲張りな作品である。
次世代機戦争の先陣を切って発売された
3DOでリリースされた本作を初めてプレイした時の
インパクトは今でも忘れられない。
オープニングムービーから幕間のデモ、対戦シーンの演出まで、
これぞ「THE・次世代!」な作品であった。
その後、セガサターンやプレイステーションに
活躍の場を広げ、ますます人気者になっていく
「スーチーパイ」シリーズも、「脱衣麻雀」ブームの終焉と共に
ひっそりと姿を消していったのだが・・・


■DS:「アイドル雀士 スーチーパイIII Remix」
■PSP:「アイドル雀士 スーチーパイIII Remix」
■PS2:「アイドル雀士 スーチーパイIV」

今年(2007年)、突如「スーチーパイ」の復活が発表された。
(脱衣麻雀の復活、とは若干ニュアンスが違う)
まずはDSとPSPで「スーチー」と同じ園田健一キャラの
「ちゅ~かな雀士 てんほー牌娘 Remix」が6月28日に同時発売。
その後、コンシューマーでは初移植となる
「アイドル雀士スーチーパイ3」がリリース予定となっている。
オリジナル新作の「IV」もPS2で発売が決定。
DS版「てんほー牌娘」は、「どきどき魔女神判!」も真っ青な
タッチシステム搭載で凄いことになっているのだが
何故かあまり話題になっていない。
もったいない話だ。
何がもったいないのかはわからんが。

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  タイトル:アイドル雀士スーチーパイ Special
    機種:3DO
  メーカー:ジャレコ
   発売日:1995年1月12日
    価格:7800円
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