集中力アップのための「カフェイン摂取」、「軽い運動」、「雑談」、、
これらによる脳のリセット、疲労回復は正しい。
しかし、これらは『依存型アップ法』とも言える。
初めは効果的かもしれないが、時間や回数につれて効果は薄れ、
頻度は増える。
要は「疲れたらやる」の繰り返し。
理想型は、「依存なしで集中力を継続させること」だ。
非依存型の集中力アップ法
一言でいうと、
勉強により集中力を高いままキープする手法だ。
特に普段から成績の高い人は無意識にこの方法を全科目で応用している可能性がある。
人間は、嫌なことをやると脳の活動が著しく低下し、
好きなことをやると一種の興奮状態が続きハイパフォーマンスを発揮する。
脳の活動停止の原因には
「疲労」「睡眠不足」「拒絶反応」
がある。
「拒否反応」があると、どれほどやる気があってエネルギーがあっても
集中力はすぐに切れ、頭がボーっとする。
これを多くの人は「寝不足」や「疲労」や「他人」のせいにしてしまう。
これはものすごく危険だ。
実際には、どれも問題ではない。すべては自分で解決できる。
環境や時間や人に依存しない集中力の継続として、
やはり、好きになる。やりたいことをする。ことが何より強力だ。
「でも、嫌いな科目をどーやって好きになったらいい?」
「そんなことわかっている。」
この考え方も、他責思考の人によく見られる。
答えは何より自分が一番よく知っている。
たとえば、大嫌いな英語があるとすると、
勉強の仕方が自分に向いていないだけのこと。つまり、
読解中心の勉強を、音読・シャドーイング・洋書の読書、あるいは
好きな人と一緒になってやる方法もある。
要は、楽しくなるやり方を見つけ、実行するだけだ。
もちろん、そこに主観が入りすぎると結果につながらないリスクはある。
そこは人に聞くなり、教師に聞くなりして改善を試みればよい。
私は好きな英語講師の著書・参考書をサッと読み、授業や予復習に応用しただけだが
大いに成績は伸びて、集中力も切れることは少なかった。
また、好きなことは、単に自分がやりたいことなのだが、
それは自分が心の底から成し遂げたい高い目標を持つことで解決できる。
何の目標もないまま取り組むのとは、
雲泥の差であろう。
反論意識を常に持つ
世の中の常識は疑ってかかる。
この意識を普段持つだけでも、大いに思考力がアップする。
たとえそれが、先生の言っていることでもだ。
「それほんま?」「証拠は?」「主観じゃない?」
「手抜きじゃない?」「理由ってそれだけ?」「それだけやってればいい?」
ほかにも疑問は無限にもてる。
「あなた、実際テストで高得点とれるの?」
と思う講師もたまにはいる。
その考えが正しい正しくないに関係なく、
疑いを持つことは大切で、世の中を生き抜くには必須事項だ。
たとえ自分が最も信頼している人、ものすごく頭のいい人の考えでも
その人の言動をすべて信じる行為はすごく危険である。
特に頭のいい人ならなにか目論見があるかもしれない。
良かれと思ってか、利己的に思ってか、正直わからない。
常に、反論する。
もちろん、これは自分の意見についても言えることである。
「自分の考えがすべてではない」とし、
客観視することで、偏見や先入観による誤った思考・言動を防ぐ。
瞬時に決断を下す
思考が遅い人の共通点は決断が遅い。
何においても即断できない。
いわば優柔不断だ。
思考の速い人は、何事もスピードが速い。
見た目がゆっくりに見えても、頭の中ではフルスピードだ。
思考が速いから決断が速いのではない。
決断が速いからそれに合わせて思考も速くなる。
朝起きてから動き出すとき、
計画を立てるとき、
スタートするとき、
食べるとき、
寝るとき、
せめて普段の1/2のスピードで行う。
多者択一の場合、できれば、5秒以内が理想だ。