皆さんは「チーミング」という言葉を聞いたことがありますか?
チームは分かるけど、チーミングという言葉は聞き慣れないと思います。

「チーミング」とはteam+ingを意味しています。
つまり、チームが名詞で、チーミングは動詞です。

チーミングという概念は、動的な活動を表した言葉であり、意味もその内容ごとに微妙に異なります。
例えば、「チーミングとは、新たなアイデアを生み、答えを探し、問題を解決するために人々を団結させる働き方のことだ」と表現されることもあれば、「チーミングとは境界を超えてつながり合うこと、つまり境界をつなぐことである」とも表現されます。

上記も書いてある言葉、内容を見る限りでは何ら新しいことや珍しいことも無いですが、これらを「学習する1つの組織」として機能させるためにはどうしたら良いのか?
その答えの1つとして、以下に特に重要な項目を挙げていきます。

1.<チーミング4つの柱>
①素直に意見を言う 
②協働する 
③試みる 
④省察する

2.<4つのリーダーシップ>
①学習する骨組みづくり 
②心理的に安全な場をつくる 
③失敗から学ぶ 
④職業的、文化的な境界をつなぐ

3.<業務内容別の細分化>
①ルーティン業務(確立されたプロセス)
②複雑な業務(新たなプロセスが混同する)
③イノベーション業務(一貫したプロセスの指針、独特のプロセス)

文字化すると当たり前。と思えるような項目も多々あると思いますが、本当にこれらの項目について、自社で社風として出来ているでしょうか?
また、今までこれらの項目について、意識して組織づくりを行ってきたでしょうか?

業務内容1つを取って見ても、ルーティン業務、複雑な業務、イノベーション業務の3つに大別されます。
仕事のミスや失敗についても、どの業務での失敗なのかによって、その意味合いは大きく異なりますが、皆さんの会社では失敗が混同されていないでしょうか?

この様に、項目を分解しながら自社の業務や社員に目を向けることで、全社的にチーミングが機能してくれば、未来の優良企業の姿も見えてくるかもしれませんね。

今回触れることが出来なかった細かい部分については次回また解説していきます。


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