ツライ事件…相模原施設襲撃事件に思う。 | ポンコツも愛せば『レトロ』と思うもの。

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早朝からとんでもないニュースが飛び込んできました。

相模原の障害者施設が深夜に襲撃され、

多くの人が被害を受けてしまいました。

加害者は襲撃された施設の元職員で、

亡くなった19人は全て障害を抱えた方々。

重傷者も20人以上いるようです。

何が理由か知らないけれど

『障害者なんかいなくなればいい』 

という思想からの犯行だったようです。

正直、『障害者なんか…』 の言葉がニュースに出た時、

メッチャへこみました。

ツライ…もう、このひとことですね。

被害に遭われた方々にお見舞い申し上げるとともに、

亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。




加害者は、障害者に対して尋常でない敵意を持っていたようです。

一度は介護を仕事としていたのに、

どこかで何かのキッカケで変わってしまったのでしょうか。

介護現場は厳しいというのもあると聞きますが、

これほどまでに人格を変えてしまうほどなのでしょうか。

加害者を擁護する気など1ミクロンもありませんが…

この加害者だけに限ることではなく、

人間としての根本的な何かがおかしくなっている気がします。

今の日本社会を象徴してしまうような気がしてなりません。

心が歪んでいるというか、痩せているというか、

精神的ゆとりがなくなっているからなのか…。

すぐにキレて攻撃する人がいたり、

いじめが年々陰湿で酷く、えげつなくなっていることや、

本当に簡単な理由で人を殺めてしまうことが増えています。

自分自身、発症当時より軽くなったとはいえ、

障害者であることにかわりありません。

自分の場合、キレやすくはありませんが、

未だに混雑した電車内や密集地などが苦手で、

背後に人が立って密集になったりすると不安定になります。

最近職場でこの傾向があり、非常に困っています。

ただ、精神的圧迫などは、障害者でなくても

同じような精神状態になる人が多数いると思われ、

その時に辛抱利かない人が増えているような気がします。

そういう自分も予備軍みたいなもので…。




ひとえに 『心のゆとり』 なんだろうなぁ…って思います。

心にゆとりがあると、ちょっとのことがあっても気にしなかったり、

多少のことは許せたりするものじゃないですか。

今の社会ではそれが出来ない…のかな。

正直自分は…ゆとりなどカケラもないから

やっぱり精神的に不安定にはなりやすいです。

それでも元々辛抱強いほうだったから

問題を起こしたりはないけれど…。

でも、それって、多分自分だけじゃないんだろうなって。

今回の加害者は

何かの理由で、何かのキッカケで

障害者が許せない存在になったんでしょうかね。

障害者の立場としては、とっても哀しいなぁ…。

ただ、それ以上に、

今の日本人、ある意味危険な領域に近付いてきているのかなって

本当に思います。

昔の日本人は…っていうのもどうかと思いますが、

以前は人や周囲を思い遣ったりすることが

目に見えて分かった気がするのですが、

最近は道を歩く人も、駅でも、電車内でも、

車や自転車の走りを見ても、

ピリピリしていたり、自己中心的であったり、

とてもじゃないけれど、周囲を気遣うなんて気配はないですよね。

みんな、何か忘れている気がします。

政治や時代だけのせいじゃない。

政治、時代、環境は人が造るのだから

それぞれが悪いと思うならば、

人ひとりひとりが改善しなければならないということです。

自分自身も含めて

改めて気を付けて生きていかなくちゃ。

人が人を傷つけるような出来事が少しでも減っていきますように。


あちゃ~、メッチャ長くなってしまいました。

大変失礼いたしました。 <(_ _)>

今日はこのへんで。