★謹賀新年★

テーマ:

私にとって何かと新しいチャレンジもあり、丸三年ブログを放置してしまいました…

最後の更新投稿は、芝居やオペラにまつわる話題で締めくくられていたようで…

久々自分のブログを見返し感慨深い気持ちが込み上げましたね…

 

ブログを更新できなかった三年間、私にとって新たな出会いが沢山ありました。

そして新たな出会いを通して、私自身音楽や歌における価値観も大きく変わったような気が致します。

 

新しき年を迎えた今…下記お知らせの公演を通して、私自身本年を飛躍の年にすべく頑張ります!!

公演は当日券も発売されますので、是非多くの皆様に会場に足をお運び頂けますよう!!

 

又これを機会に、滞りがちだったこのブログも随時投稿を再開させ、皆様との繋がりを密にしていければと願っております。

今後共宜しくお願い致しますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AD
どうしてもこれは書き留めておきたいと、滞りがちのブログを早々更新させて頂きました。

数年前に演劇集団円の芝居に接してから、この劇団の演目が常に興味深いこともあり、最近東京芸術劇場で公演を終えた『フォースタス』も観劇したのですが、想像以上に古典作品の概念を超えた芝居が繰り広げられておりまして…

賛否両論あってしかり、あえて大胆なコンセプトで舞台にかけた勇気は素晴らしいものがあるというのが率直な感想でした。

しかし私は今回の舞台を観て、改めて自分が携わるオペラの世界のことに思いをはせたのです。

『フォースタス』は古典を大胆に脚本演出換えしても、ある観客層に受け入れられるということは、結局【日本語】で芝居をしているからダイレクトに観客の心に浸透していく…

けれどオペラ上演は基本原語主義…そもそもオペラの筋が一般層に理解が得られない所からはじまり、なおかつ楽譜を無視した演出が繰り広げられれば…観客は言葉はおろか、「話もわからず難解だった、もうオペラなんか行きたくない!!」という感想で終わりかねないだろう…

どんなに歌手が技巧的な歌を聞かせていても、先の理由から観客の心に響かず努力が水の泡となる…それはこの世界に携わる者としては非常に悔しい結果ではないか!!!!

もちろん日本にも日本のオペラがある。

だけど団伊玖磨作曲の【夕鶴】を平成の日本に置き換え、スマートフォンで京の都での布の品相場についてコンタクトを取り合う運ずや惣どを観て観客はどう反応するだろう…

しかしそれ以前にオペラとは、歌ありきではないだろうか…奇抜な演出がかえって歌の魅力を半減させかねないとも私は感じるのだ…

とはいえ大胆な演出も舞台表現の一つの形だし、賛否両論を巻き起こすものが作られることにも芸術を発展させる上では必要だということもあろうが。

日本のオペラ界はオペラが人々に浸透していってからの歴史がまだ浅いだけに、どんどん新しいことを追求し続けてしまうと…このままいけば【型なし】になってしまうこともありえるかも…

それだけは避けたい…せめてオペラの世界は、もっと堅実な道を進んでもらいたいと…そう観劇を通して痛感させられたのでした。

あぁ…今の自分は微力ながらも声楽においては王道を極めていこう!!

いずれにしても演劇集団円の皆様…刺激的な舞台を有難うございました。これからの公演にも私は期待を寄せております。
AD

花咲く土手に

テーマ:
皆様お元気でしょうか?このブログを最後に更新してから大分時が経ってしまいました…つまりそれだけ私は充実した日々を過ごさせて頂いているということで皆様にご理解頂ければと思います。

忙しい日々の中で先日たまたまテレビで目にした玉置浩二さんの歌…玉置さんのソロアルバム「カリント工場の煙突の上に」の最初におさめられた歌「花咲く土手に」が大変心に染み感動したのです。

玉置さん作曲のメロディーの美しさはもちろんなのですが、何よりも心惹かれたのは須藤晃さんが書いた詞…

改めてこの歌の詩を調べたところ、主人公が帰郷の際に立ち会った亡き祖父のお葬式の光景から、幼少期の思い出、祖父と過ごした日々が蘇り、今もその思い出は主人公の心の中に残っているというプロットのみならず、詩の中にさりげなく【春夏秋冬】が織り交ぜられているのが何とも感慨深い気持ちになったのです…。

歌詞内の春夏秋冬を具体的に挙げてみると…【赤とんぼを追いかけた土手】【春風の中を歩く】【それぞれの冬の寒さを】【つかの間の夏の空を】となるのですが、この点須藤さんの粋な計らいを感じてなりません。

玉置さんは北海道旭川市出身、季節の移ろいをダイレクトに肌で感じることができる地域で幼少期から青春時代を過ごしてきたからこそ、その思い出に寄り添う形で須藤さんが歌詞を作られたのだろうということが詞の世界から推察できたのです。

須藤晃さんは石川啄木など、大正~昭和にかけての詩人を好まれているとのことですが、その品格のある詞の世界に私は魅了され歌を聞く度涙が溢れてしまいました…。

作詞作曲演奏を一人でまかなうシンガーソングライター主流となっている昨今の音楽シーンですが、玉置浩二さんはその点を「餅は餅屋」に任せるという歌作りの傾向があると私は前から感じていましたが、この点はとても大切なことだと「花咲く土手に」で再確認させられましたね…

数多くの名ドイツ歌曲を生み出した作曲家シューベルトが、ゲーテやショーバー等、詩からインスピレーションを受けて名曲を生み出したように…詞の力は本当に大きいものだということを、私はこの歌を聞いて強く感じたのです。

須藤晃さん…恐るべしです…花咲く土手にはいつか私も何かしらの形で歌ってみたいと感じました。その時が実現するかどうか…出来ると願って歌に精進します!それではまた気が向いた時まで皆様お元気で下半期お過ごしください。
AD