少し詳しくお伝えしようと思います。
まずは、
昨日のお題は、
電車の中で、
隣の席の、お母さんに抱っこされた赤ちゃんが
うわ~~~~んと、泣きだして、泣きやまない・・・。
あなたなら、どう感じるでしょうか?
どんな行動をしそうですか?
・・・でした。
自分だったら・・・
眠い時の自分だったら・・・
お腹がすいている時の自分だったら・・・
すご~くいいことがあって、心にゆとりがたっぷりの時の自分だったら・・
あの人だったら・・・
この人だったら・・・
色々考えてみて下さい。
(と、昨日お伝えしました)
同じ場面にあっても、感じる事や行動は様々です。
交流分析では、その行動はどの自我状態から出ているものなのかな?
という見方をしていきます。
この
「自我状態」ですが、
大きくは3つ
(P:親 A:大人 C:子ども)に
細かくは5つ
(CP NP A FC AC)に
分類されます。
まとめると、
親 P(CP NP)
大人 A
子ども C(FC AC)
です。
どれがいいとか、悪いとかではなく、
それぞれが、その度合いや、行動への現れ方、相手との関係性などによって、長所にも短所にもなります。
(もう少し、下の方まで行くと、赤ちゃんが泣いた時の・・・の話につながりますので、お付き合い下さいませ)
ちょっと難しく書くと・・・
<P:親Parent>
CP: Critical Parent 批判的な親 父親的な自我状態の部分
良心や理想と深く関係
主に批判、批難、叱責などを行なう自我の部分
NP: Nurturig Parent 保護的な親 母親的な自我状態の部分
同情的、保護的、養育的なことを行なう自我の部分
<A:大人Adult>
大人 人間のコンピューターに例えられる部分
データーを収集し、整理、統合する自我状態の部分
<C:子供Child>
FC: Free Child 自由な子供
誰にも束縛されず自由に振舞う部分
感情的、本能的、自己中心的、積極的な部分
好奇心や創造性の源
AC: Adapted Child 順応する子供
自分をしつけたり、教育しようとした親に順応している部分です。
順応的で、我慢強く、イイ子的な面をもちます。
自分の本当の感情を抑圧している場合が多い
ザックリ目に書くと・・・
CP: 厳しさ
NP: 優しさ
A: 客観性
FC: 素直な感情表現
AC; 協調性・順応性
というイメージです。
これは、基本中の基本なので、またあらためて、お伝えする機会を設けますが・・・
昨日例にあげていた、以下の5人のパターン。
5つの自我状態の、それぞれに当てはめるとしたら、
どうなりそうですか?
Aさん:電車の中でこんな風に泣かせるなんて何をしてるんだ!
Bさん:お母さん、おろおろしてかわいそうに。
大丈夫よ。そんなに気にしなくても・・・。
Cさん:厚着だなぁ・・。
暑くてぐずっているんじゃないのかな?
上着を脱げば、おさまるかも・・・・。
Dさん:すっげ~~声だな~~。
ライオンも負けるんじゃない?(笑
Eさん:何か自分がいけないことしちゃったかな・・・。
顔がこわいのかな・・・。どうしよう・・・・。
実際は、上記の発言をしたり、思ったりしている時の、
声の調子や、表情、身ぶりなどで、
同じセリフでも、違った自我状態の表現である場合もありますが、
今回はシンプルに考えてみると・・・
Aさん ⇒ CP
Bさん ⇒ NP
Cさん ⇒ A
Dさん ⇒ FC
Eさん ⇒ AC
となります。
なんとなく、伝わりますでしょうか?
この自我状態の、どのパターンが出やすいかな?
といったことを、視覚的にとらえやすくしたものが、
エゴグラム
になります。
次回は、このエゴグラム についてお伝えします。
それでは、本日はこの辺りで・・・・
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