何もない
何もない街
そんな街だった
ただ一日を過ごすだけ
何も考えず・・
でもどこか不安だった・・
いつしかこの街の外には高い
とても高い壁ができた
いつからできたのか・・
それさえも分からない
できた理由は分かってるのかもしれない
そして・・
その壁が壊れた。。
壊れたというのは正確な言い方じゃない
・・かな
崩された・・とも。。
消えた・・とも
言える
あなたに出逢ったから
壁
大きな・・とても大きな壁だったのに
一瞬で崩れてしまった
一瞬で消えてしまった
あなたに出逢ってから
消えた壁
心の壁が・・
今・・あなたにもその壁が現れてる
あたしとは違う種類の壁
あたしにその壁を消せるのだろうか
あたしはただその壁の上からしか
手が差し出せない
はがゆい
壊したい
だけどその壁はあなたにしか昇れない
あなただから昇れる壁
いつ・・いかなるときでも
あたしはあなたに壁ができるたびに
手を取って引き上げたい
あなたがあたしの手を掴んでくれるなら
あたしはその手をしっかりと掴みます
あなたがあたしの名を呼ぶなら
いつでも手を出します
あなたがあたしを愛しいと言うなら
いつでも手を出します
愛しいあなたの名を呼びながら
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