久しぶりに幼少の頃の事を書きます
小学校に入った私は出来る事と、出来ない事がありました。
跳び箱、平均台などの走らない競技は皆と肩を並べてすることが出来たけど
手術で切った胸骨を針金で止めていたので
ドッチボールなど、ボールが胸に当たる可能性のあるスポーツはドクターストップ
息が上がるほど走る事もドクターストップだったのでマラソンなども見学でした
しかし、当時からどちらかというとアウトドア派だった私
休み時間は運動場に出てみんなと鬼ごっこや隠れんぼ、などをして遊んでいました
するとある日、私に一人の女の子が言いました
『ねーしなちゃんは何で体育の授業は出ないのに休み時間は遊べるん??
休み時間だけ遊ぶとかズルイ』と…
確かに、マラソンのキライな子供達からすると
しんどい体育はお休みし、休み時間には鬼ごっこに参加しているんですから
ズルイ!と思われても仕方ありません…。
私は悩みましたこのまま引き下がって
インドア派のお友だちと好きでもない読書やお絵描きをするのか…。
それとも、あの子達にめげずに向き合って
大好きなお外遊びをするのか…。
母の教えはこうでした。
『分かって貰えるように言ってみなさい。
それでも分かって貰えなかったら
一人で外で遊んだらいーやん
しなは何も悪いことしてないんやから
遠慮して中にいる事ないんやから!』
小さな頃から人並み以上の苦難を乗り越え
いくら、心が丈夫な私でも一人で校庭で遊ぶのは流石に無理です
私は、そのお友達に説明しました。
自分の体の事、
これからもみんなとお外で遊びたい気持ち
そして今後、途中で疲れて迷惑をかけるかも知れないことを…
すると、数日後友達はみんなで教室を出る時
『しなちゃん?みんなで隠れんぼするけど出来る!?』と言ってくれたのです
この日から6年間人と変わりなく楽しく休み時間を過ごす事が出来ました