片づけが好きな人にとって片づけは当たり前。

 

 

 

でも、脳の特性によってなかなか片付けられない、

片づいた状態を維持できない方もいます。
 

 

 

この辺りは、目に見えないことだし、

本人が困っていないこともあるので本当に難しい。



特性で片付けが苦手な人に対して

「自分で片付けられるように」というのは
視力が悪い人に

「何で見えないの?もっと見る努力をして!」
というのと同じなんだけれど、

「多くの人がある程度片付けられる=それが当たり前」

と思われているので、

理解は広がっていないのが現状だと思います。



普段はできるけれど
精神的に元気ではない場合も、

やっぱり生存に直結すること以外できなくなったりもします。




ただ散らかりすぎていて、物を紛失したり、

色々な支払いを忘れたり、

生きるのに困る状況に近づいている場合は、

やっぱり片付けたいですよね。



『ADHD集中できない脳をもつ人たちの本当の困難』

という本を読んで出てきた「動機づけ」の話。


「特定のことをする必要性はわかっているが、

「ただ、したいと思えないだけ」ということが多い(p15)。というフレーズ。



片付けの現場でもかなりの頻度でこの言葉を聞く。



やらなきゃいけないとわかっているけれど、今ではない
やらなきゃけないとわかっているけれど、片づける気がおきない
片づけなくちゃいけないとわかっているけれど、、、。


「必要とわかっていれば、その場でやればいい。」

それは重々にわかっていても、やっぱり興味関心が薄いことに

今すぐ(もしくは計画的に段取りしながら)

取り掛かるのは大変…というか無理なのだ。

 

 


今日の午後から誰か来ることになったとか、

引っ越しの前日だとか、

そういう「緊急性が高い理由」に追い詰められないと、

なかなか取り掛かれない。



こういう傾向がある人に、
「後で困るよ」とか「将来困るよ」という論理で説得して

なんとかやる気を奮い立たせようとしても、

「後で」とか「将来」が遠すぎて全く響かない。



今か今じゃないか。
そして、それが近い未来だとしても

「将来困る」という将来は遠すぎて、

自分ごとにならない可能性があります。




もちろんこういった特性は「スペクトラム」なので、

ADHDの診断をうける必要がある人もいれば、

環境との相互作用でそこそこうまく暮らせている人もいます。




ただ、こういった特性へ知識や理解があるとないでは、

対策の取り方がまったく異なると思うのですよね。

 

 

 

 

 

現在募集中の講座:

 

10月29日(土)ライフオーガナイザー2級認定講座(@Zoom)

 

11月1日(火)ライフオーガナイザー入門講座(@Zoom)

 

 

この記事を書いた人

OPT LIFE ライフオーガナイザー 戸井由貴子
生まれながらの片付け下手で汚部屋育児に苦しんだ経験からライフオーガナイズを学ぶ。
お客様が自分の理想の暮らしを維持できる状態(ゴール)まで伴走し、暮らし全体を整え、よりよく生きるためのサービスを行う。片付け・整理収納にとどまらず暮らしを最適化するためのセミナー多数。札幌市在住2児の母。

 

【定期開催セミナー】

・ライフオーガナイザー入門講座
・ライフオーガナイザー2級講座

【開催可能セミナー】

・利き脳片づけ収納術講座
・時間のオーガナイズ講座

・クローゼットオーガナイズ講座

 

 
公式LINEやっています!
片づけ動画をプレゼント中!

\友達追加はこちらから/

 

友だち追加

 

 

講座・サービス詳細
まじめなコラムあり。

https://optlife.co.jp

 

 

片づけのコツのインスタ
@optlife_toi

 

 

ファッションインスタ
@optlife_fashion