炭も二週間ほど洗って乾かす。


わたしには黒いダイヤに見える。


この中から今日の天候に合わせて炭を選ぶのも楽しみ。



お母さんと女の子はお点前が終わり、いただいた手作りの軽井沢の苺をいただく。


美味しかった。






このあいだ初炭は上手く燃えてくれた。


胴炭もほとんど燃えたので火箸で崩して。真ん中に


真ん中になった炭は火力が強く。


後炭の輪胴もあっという間に燃えた。


大成功だが、湯が温い。


火力が弱かった。









初炭で切った月型を藤灰で埋めるのにもコツがある。


掬う前に軽く藤灰を押えて、月形の形をとるのである。


今日は実際釜に水をたっぷり入れる。


これでお薄はお点前中水をいれない。


生徒さんは納得してくれた。


これだけでも今日の後炭の甲斐があった。







ご自分の湯相で美味しくお薄が点てられてよかった。


今日は生徒さんが少なかったが、


本来茶道は生徒さんの数には考えない。


本当の事を伝えられれば、それがすべてなのである。


正直で慎み深く奢らぬさまを侘びというー有名な侘びの文


立ったひとりにも憐れみ深く奥ぞ教える


まさに秘伝の声