今日は早い時間に教室に行く。


母の世話をして、母の冬支度。


衣服は私では嫌がるが、私のほかにいない。


冬物のスカート、セーター、カーディガンを見つけた。


去年からすぐにだせるようにしておいたのが分からない。


明日は母の口座から支払いをする。


私は銀行が大嫌い。


入るのは嫌、持ってきてもらうのだがこれも二日がかり。


母の冬物のものも買うのである。


妻も教室にいた。


今日は最後の台子のお点前を2人で調整する。


生徒に問題ある人がいると、


簡単に教えたほうが良いとか、


すぐパソコンに入力してしまう生徒さんには???


だいたい40年で二人いた。


パソコンに入力するのが生きがいみたいな生徒さん。


覚えるためではないらしい。


すぐに破門、とすればこれも先生の横暴か。


兎に角自分一人で勉強に見ているのには何とも言えない。


だが、仲間でコピーして回せば、


仲間同士というが、きりがない。


フォローしたがこのことで茶道に幻滅、やめた。



その後は譲歩して、同じ時期に伝授を受ける人同士では相談してよいと非公式に応援した。


難しい1000年も前の古典のものである。


現代人の我々が理解するだけでも、いろいろな協力がいる。


それでも解らない時は文字には頼らず師に相談するのが良い。


師がタイミングよければ、お道具でお稽古させてくれる。


これが何よりである。


茶道は以心伝心 不立文字が約束。


お稽古は口伝、じかに習うのがすべて。


それゆえ特別に日を選んで伝授である。


伝授を受けた数週間はもう食事も喉を通らないぐらい、夢中で円相の中で創造力だけで繰り返す。


これを経験すると人間を卒業、真人になるという。


私たちももう高齢者であるが、まだまだ皆さんの質問には答えられるし、まだいつでもお稽古してあげられる。



このしばらくは、いつどこでも思いつめた生徒さんの質問、相談に対応するべく待機が私たちの役目である。


昔は前の日に代表して生徒さんが三つ質問してきた。





娘でも妻でも、すぐに御道具を並べて奥伝の研究も始まる。


あと十日で、いよいよ引継ぎ茶会。


私たちも道具をだし、最後の打ち合わせになる。


私が御道具を片していると家内は水屋の大掃除を始めた。


家に帰り、ご飯を研ぎ、鍋にした。


もちろん材料は買ってある。


今週は日曜まで忙しい。


鍋は大鍋で、キムチ鍋を四日分を作った。


私にはベストなのだが、


妻は困っている。