まだ七月なのに、


もう来週は月の茶箱のお点前に入る生徒さん。


こんなに早い展開は、今年が初めてである。


だが毎年コツコツお稽古されている方には、時としてポイントで大事なお点前に進んでもいいだろう。


それに茶箱は四季というより、自分の好みでやりたいものを集中してお稽古して、得意なものを作りそこからすべてを把握するのも一つの勉強方法である。


何しろ六種十一通り、なかなか覚えられなくて当たり前。


やはり初めての方は、卯の花を徹底的に自分のものにしてしまう。


その土台に乗せていけば、ずいぶん楽である。


自宅でするときは風炉に拘らず、魔法瓶が良い。


お家元も世界を行脚したときは、魔法瓶でお盆で要人の方にお茶を指導した。


今でも魔法瓶なら世界共通である。