懐かしき写真が出てきた。
上手く撮れるかと思ったが撮ってみた。
私も若かった、
大寄せでお薄をしている、
昔の志満金の茶室である。
よく見ると袱紗は曾祖母の形見、お家元直筆のサインがあるものを使っている。
若気の至り、
初釜も皆さんは学生さんが中心であった。
私たちも20代、まだ教室ができて5,6年であろうか?
気に入っている写真である、みんな今はお母さんでお医者様である。
この時の初釜は、上野の国立博物館の丸山応挙館でやる。
何しろ国立なので、電気しかなく、私は炭を持って走り回った。
大寒の寒い日、たくさん手あぶりも持参した。
何度も車で上野と神楽坂をピストン輸送。
私は真冬なのに着物が汗でびっしょりであった。
楽しいこともある。
生徒さんと一緒のスキー。
バッジテスト二級だが、経験は準指並。
皆さんを歩くところからボーゲン、パラレルまで教えてしまう。
初めての生徒さんでもダウンヒルのコースを無事降りてくると感動していた。
茶道の教室の先生方である。
転んだので椅子に座られている方が私の師。
三人の先生が見守る中無事大円真が終わるが、師は最後に一言ゆっくりおやりなさいと。
何も言わない師なのでこたえた。